高校家庭科が男女共修になって約20年。
当時より単位数は、半分の2単位に減ったものの、男女一緒に楽しく学んでいます。
特に調理実習は、みんな楽しみにしていて、私も気合いが入る授業の1つです。
育児休暇中に作りためたオリジナルレシピがたくさんあるのですが、ここは、授業。
献立は、基本に忠実に、教科書を使って行います。
おかずは、ぶりの照り焼き&ほうれん草のごま和えです。
最近の教科書は、すごい!
イラスト付きの分かりやすいレシピだけでなく、教師用の指導書には、作り方のDVDもついています。
調理経験の少ない生徒でも、前もってDVDを見ることで、作り方のイメージをつけることができます。
育児休暇で3年休んでいるうちに、教科書の世界も、色々進化しているんだなぁ。
調理実習の前の週の授業で、プロジェクターで作り方DVDを見せ、作る料理の担当割りを決めておくことにしました。
そして、いざ実習(^^)/
生徒たちがスムーズに実習できるように、各班ごとに事前準備をしておきます。
食器
食材
調味料
教室全体
1クラス約40人、50分×2時間で、作って試食して後片付けを終えるためには、
この事前準備が欠かせません。
完成した料理がこちら。
教科書の基本の献立を少しアレンジ。
すまし汁を茶碗蒸しに変え、デザートにきなこもちを付けてみました(*^^*)
オリジナルレシピはこちら。
簡単茶碗蒸し
http://cookpad.com/recipe/2832082
きなこもち
http://cookpad.com/recipe/2840729
生徒たちが、家でも気軽に作られるように、試作の時に段階写真を撮って、前もってクックパッドにUPしておきました。
現在、家庭科は週2時間、1年間しか生徒と授業で関わることができませんが、
ふと思い出したときに、クックパッドで検索して、調理実習で作った料理を作ってくれたらいいなぁ
なんて、密かに期待しています(笑)
各料理の写真です。
ぶりの照り焼き
ぶりは、天然物を、地元の商店街の魚屋さんから1切れ150円で準備してもらいました。
たれの煮詰め方によって、できあがりが全然違う!
どこまで煮詰めていいか、分かりにくかったようです。
プロの料理人の友だちにアドバイスを受けたところ、
「照りをテリテリに出したいなら、先に酒と砂糖だけで魚を炊いて、
煮詰まってきたら、後からしょうゆ入れるといいよ。みりんは仕上げに」
とのこと。
なるほど、和食の基本「さ→し→す→せ→そ」だね!
ほうれん草のごま和え
教科書のレシピ通りに作ると、かなり甘め。
計量スプーンの使い方が決め手です。
ごまたっぷりです。
生しいたけ、ぎんなん、かまぼこ入り。
市販のすまし汁の素で超簡単に作ります。
http://cookpad.com/recipe/2832082
基本のだしの取り方は、別の時間に詳しくすることにして、今回は、蒸し器の使い方を習得しました。どの班も、すだつことなく、つるりとのどごしのよい茶碗蒸しができあがりました。
ごはん
ガス釜で炊くので、火力が強く、ふっくら粒が立っています。
福岡県産米の「夢つくし」。新米で美味しい♪
きなこもち
材料は、牛乳と砂糖と片栗粉。
http://cookpad.com/recipe/2840729
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