こんばんは
中田ケイトです。
皆さま、英語のリスニングは得意ですか?
最近、いろんな方に英語学習についてインタビューする機会があるのですが、リスニングについて苦手意識のある方が多い印象です。
今日はそんな方に、英語は3割聞こえれていれば大丈夫なんですよー、ということと、3割でもどうにかなる状況を作るために大事なことについて書きたいと思います。
ネイティブと話しているとき、「3割しか聞こえていないな」と思うと、ほぼ聞こえていないと思ってしまって、会話全体に自信がなくなったりしますよね。
でも、実は3割くらい聞こえていれば、たいていは乗り切れてしまうんです。
東大で総長経験のある先生も英語での会議や会食中の理解度は、10割じゃなくて「3割、わかればいい」とおっしゃっていたりします。
私自身も駐在時など、最初は冷や汗かきながらも、どうにか3割の理解で乗り切っていました。
「いや、でも3割だとやっぱり不安。。」と思われるかもしれません。
では、なぜ3割でも大丈夫なのか?
それは予測ができるから、です。
言い換えると、3割のリスニングでOKにするには予測をできる状態にする必要がある、ということになります。
ここでいう予測には2種類あります。
下記の2つです。
①意識的にできること:どんな話の展開になるか準備をしておく
②無意識にやること:予測文法
まず、「①意識的にできること:どんな話の展開になるか準備をしておく」は、もうすでにやっている方も多いのではないかと思うのですが、例えば英語での会議の場合、会議で使う資料を読み込んでおく、ということができますよね。
他にも、会議であれば、これまでの経緯を押さえておいたり、相手がどんなことを言ってきそうかをあらかじめ考えておいたりできます。
会食の場合だと、予測は難しくなりますが、このときはできるだけ自分から話題を振れるように準備しておくといいと思います。
2-3時間くらいあるので、なかなか大変ですが、自分の家族の話、趣味の話、自分の名前の意味など、小ネタを準備しておくだけでも予測できる状態を作れて、結構楽になるのでお勧めです。
そして、「②無意識にやること:予測文法」は頭のなかで英語を聞きながら行っていることです。
例えば、"I wonder" が聞こえてきたら、次に来るのは wh系の疑問詞か、if か whether、何か話し手が疑問に思っていることが続くことが予測できます。
他にも、"I'd like to" と来たら、次には動詞、話のやりたいことが続くことがわかって、それを予測して待つことができます。
ちょっと発展編としては、"ask"。
この単語は「尋ねる」もしくは「頼む」のいずれかで訳すことができます。
これも予測文法があれば、頭の中で瞬時に意味処理できたりします。
「尋ねる」場合の ask だと、後ろの目的語が "question" だったり、if や whether が続くと「尋ねる」と判断できます。
「頼む」のほうは 後ろの目的語が "help" や "favor" が聞こえてきたり、ask 人 to V の形で来ると「頼む」とわかります。
すごい高度なことのように思えるかもしれませんが、英語になじみがあると無意識にできてしまうんです。
では、最後にどうやったら予測文法ができるようになるのか、についてですが、これには予測できるようになるほどの「大量のインプット」が必要になってきます。
(=「Can I ask you a favor?(お願いがあるのですが)」とか「I asked him to come here.(私は彼にここに来るように頼んだ。)」などの英文が頭の中に入っている必要があるということ。)
そのインプットでお勧めなのは、やっぱりシャドーイングや音読、多読です。
しかも、これらをポイントを押さえたうえで繰り返すことが早く良質なインプットを蓄えるのに重要です。
(シャドーイングや音読のポイントについては「7日間のメールセミナー」の6日目と7日目をご参照ください。)
特にシャドーイングや音読は負荷が高い(=効果が高い)ので、ぜひやっていただきたいです。
英語力を学びたい、英語力を伸ばしたい方は、まず英会話!となりがちですが、英会話だけでは予測文法を鍛える英文量を蓄えるのはかなり難しいと思います。
シャドーイングや音読をやったことがある方はお分かりかと思いますが、負荷や英語を話す・聞く量が違いすぎます。
結果、英会話レッスン以外の英語が聞こえない状態が続いたりしがちです。
アウトプットももちろん大事ですが、大量のインプットを確保していきましょう。
リスニングの予測に関しては、「①意識的にできること:どんな話の展開になるか準備をしておく」のほうはすぐにできるので、ぜひやってみてほしいのですが、「②無意識にやること:予測文法」のほうはどうしても時間がかかります。
リスニングに苦手意識がある方は、予測文法の力をつけるべく、日々コツコツと頑張っていきましょう!
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中田ケイト(Kate Nakata)
SLA(第二言語習得研究)という世界で実証済みの効率のよい英語学習法で、確実に英語力を上げるレッスンを提供中。
・中学から高校まで、ラジオ英会話6年間、
・高校の時には、オーストラリアにホームステイ3週間、
・大学時代からこれまで通った英語関連のスクールは、有名どころからマイナーなところまでトータル8社に10年以上、
・IT系の会社に就職後さらに、1日英語漬けプログラムにトータル5週間、
・オンライン英会話 2社 トータル2年、
・英語コーチング 1社 半年、
・TOEIC受験回数 70回以上、
とやってきたものの、なかなか話せるようにならず。。
IT企業在職中に、グローバルビジネスに関わり、インド、アメリカ、中国、台湾の方々と仕事をして実践経験を積みながら、ようやく自分の理想とする英語力を手に入れる。(インドにはトータル1年半駐在)
退職後は、SLAをベースとした英語学校で講師として勤務し、1レッスンおよそ2万円のレッスンを担当。
その後は、自身で起業を決意。
受けもった生徒さんはTOEICのスコアを90日間で、平均130点以上あげている。