コスモスの花畑を見に行ってきたのです。


輝くような一面の黄色いコスモス。



場所は立川の昭和記念公園です。


お天気のよい3連休の中日だったので人も多かったけど、何しろ広い。


そしてコスモスも見渡す限り咲き誇っているので、人混みでろくに見られないなんてことはなかったです。


若い頃、母があちこちに花やら紅葉やら見に飛び回る気持ちがわからなくて、横目で眺めていました。


今は…わかる。わかってしまう。


花はよい。


しかもたくさん咲いていたら、なおよい!


私も順調に歳を取ってるんですね。





もちろん、若くてもお花や植物の価値や楽しみ方を知ってる方はたくさんいますけど。


私は何だかダメでしたねえ。


気持ちがいろんなことで忙しかったんだと思います。


花なんかわざわざ見に行く時間があったら、あれもやりたい、これもやっとかなきゃ、と。


いつも焦っていましたし、たとえ母に花を見に行こうと誘われても、平気で断っていたと思います。


今なら母と、一緒に楽しく、花を見に行けたかもしれない。


「花っていいよね」と言い合いたい気がします。


母が亡くなって10年経ちます。


母とは長年のあれやこれやがあって、亡くなってもちろん悲しかったけれど、複雑な思いもありました。


今は一緒に花を見に行くことを、ふと夢想するようになったなんて、ちょっとびっくりです。


いつのまにか長い年月が流れ、いろんなことが変化していくのですね。


コスモスを見に行った日は、特に母を思い出したりもしなかったのに、こうして書き始めたら母のことばかり浮かぶのも、不思議です。