カタツムリのR(干し芋)

カタツムリのR(干し芋)

あえて私が障がいをもった方々と農業をやりたいか(かんそう芋編)
あと猫

3月28日・・

 

ようやく干し芋加工を終えて・・

 

 

同時進行で進めて来た

種芋の伏せ込みも無事に間に合った・・

 

先に引退したオヤジさん抜きで

 

クールファイブには

後片付けまでこなしてもらい・・

 

いま、

桜が綺麗な(別れ)季節となった・・

 

 

 

 

(震えているのは〜♪

 寒いからじゃ無いのわかって〜)

 

まだ、朝晩は冷えるので

 

震えているのはアル中では無い・・

 

 

手作業中心の干し芋農家・・

 

年間通しては雇えない・・

 

しかし冬の繁忙期には、熟練の職人を

毎年集めなければならない・・

 

(ナンダ・サミシイ・ノカ?・・)

 

カタツムリ計画は

 

そんな農家のジレンマを

解決するために考えだした・・

(ソウカ・ソウカ・・)

 

お世話になっている

A型施設の協力によって

 

ガッツのあるメンバーを

揃えてもらい

 

彼らクールファイブの働きによって

見事に実現して見せてくれた・・

 

もう、彼等なしでは

ウチは成り立たない

 

(ウ〜ン・ウン・・サミシイノカ・・)

 

しかし・・

 

また別れの春がやって来た・・

 

芋洗いを担当してくれた彼は・・

(洗いヒグマ・ラスカル)

 

「明日から僕は何をするんですか?」

 

そう言っているらしい・・

(ダ〜カ〜ラ・ネエ・ネエ・ネコ・ネコ・ダ〜イテヨ・・)

 

できる事なら・・

 

年間を通して

仕事を頼みたいところなのだが・・

 

農業はそんなに儲からない・・

 

(ダカラ・ネエ・ネエ・キュウリョウ・アゲテヨ〜・・)

 

若い彼等のことを思うと

複雑な心境になる・・

 

・・・・

 

その先は・・

 

 

ああ・・まだ桜よ散らないで・・

 

(サクラ・チル・・)

 

まるで凶暴な牛とでも

格闘したかのように

 

私の作業着はオンボロロ・・

繁忙期の反動のせいで

頭も身体も動けない・・

 

(ソシテ・ワタシ・ヒトリ・・)

 

オヤジさんも引退して

私一人で何が出来ると言うのだ・・

 

こんなに働いても

彼ら一人も雇えないなんて・・

 

・・・・

 

桜を観ながら考える・・

 

「・・誰かに会えるかしら?」

 

(ング・ング・・サケハ・ノメノメ・ノムナラバ・・)

 

通り過ぎる人混みの中

君は僕に気づくだろうか・・♪

 

 

さあ、クールファイブよ

一緒に次の夢を語ろう!

 

・・・・

 

(ウマイ!ング・ング・・ブハ〜!!・・)

 

サクラ色のお酒を持ったその手は・・

 

寒いわけでも無いのに・・

 

小刻みにプルプルと・・

 

震えているのでした・・

 

・・・・

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「ボンジョールノ!」

 

・・

 

イタリアに長く在住していた

オヤジさんとの毎日の挨拶・・

 

6大学のH大学を中退し

ヨーロッパ各国を駆け回り

 

ボローニャなんとか大学も出ている

 

イタリア語はペラペ(ら)だ・・

 

(オヤジさんが名付け親・カリーナ)

 

私はネコとなら話せるが・・

 

パチンコ大学出身の私とでは

かけ離れた学歴の持ち主だ・・

 

 

 

「ボンジョルノ・・これも最後だね」

 

 

もうじき71歳を迎える

オヤジさんは今期を最後に引退する

 

(最後の並べ作業・・)

 

まる9年・・

 

思えば決して平らな道ではなかった・・

 

精神疾患を持つオヤジさん

 

入社時には

トライアルを終えた後に

 

会社側から猛反発を喰らった

 

「どうして!ほら仕事は出来るでしょう!」

 

 

免疫の無い者からすると

「精神疾患」=サイコパスのような

 

障がい者と聞くだけで

皆、おかしな人、出来ない人と受け止める

 

よっぽど私の周りの人間の方が

変態や変人だらけだ

 

(最後のはがし・セッコウとり・・)

 

動かない日もあった・・

 

障がい者だから

許されると思っているのか?

 

それはその疾患と何の関係があるんだ?

 

私は上司(人)として

正しい事をしているのか?

 

 

実績を作る為に

声を荒げた事もあった・・

 

それでもオヤジさんは

休まず出勤してきた・・

 

 

雨の日も・・風の日も・・

 

(雪の日も・・)

 

今では優秀な5人のメンバーが

今年また一人加入して

 

立派な職人に育ってきたよ・・

 

(見事だね〜・・)

 

これも皆、オヤジさんの

仕事ぶりが認められたお陰だよ

 

あなたのやって来たことは

とても大きな一歩となったよ・・

 

(フラフラ・・さよならオヤジさん・・)

 

ご苦労様・・

 

今日は私に怒られなかったね

 

「帰り気を付けて!」

 

 

これも毎日の続けられた

別れの挨拶・・

 

身体に気を付けて

今まで本当にありがとう・・オヤジさん

 

(パッとサイゼリア〜・・)

 

今度、メシでも行こうよ!

 

高級イタリアンをご馳走するぜ!

 

遠慮するなよ

好きな物なんでも頼んでいいから!

 

 

知らねーだろ?

 

あの駅前の・・

 

サイ○リアってお店!

 

うまいんだぜ!

 

 

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今年のサツマイモは

まれに見る大豊作だった・・

 

あの異常な夏の暑さは味方したと

芋屋のオヤジ達は喜んで

 

原料の生芋の取引も活発に行われた・・

 

まだ、芋を蒸す前の11月の話だ・・

 

ウチのジュリー(社)も喜んで・・

 

やり切れないほど

無駄に生芋を買い込んでしまった・・

 

 

その大半が

鬆(す)入りやパカ(シロタ)であるとも知らずに・・

干し芋は

蒸してみるまで分からない・・

 

そんな中

ウチのオヤジさん、クールファイブ(A型)も

メンバーや日数を増やして

 

帽子をぶん投げながら

まだ、芋と戦っている・・

 

ちなみにウチのジュリーは

 

「スターは、芋の皮むきなんてやらない」

 

そうだ・・

 

 

ヒール(土)を脱ぎ捨て・・

ルージュ(皮」)を脱ぎ捨て・・

(エロエムエッサイム・・)

 

全てを脱ぎ捨て〜たらおいで♪

裸にならなきゃ

はじまらない ショーの始まりさ〜

       (干し芋なのさ)

 

  

 

(朝でも、夜でも、真昼でも

 恋(芋)はストリッパ〜♬)

 

欲にまみれた芋屋は

朝の2時からやっている・・

 

一般的には真夜中と呼ぶ・・

 

(裸の触れ合い(欲望)

 

春でも、秋でも、真冬でも

 

愛(芋)はストリッパー・・

 

 

(見せるが勝ちだぜ〜♬)

 

そうか・・

 

そんなに私の裸が見たいのなら!

 

いくらでも見せてやるぞー!

 

「ホレッー!!」

 

(キャー!!)

 

 

(おまわりさんに捕まるよ・・)

 

 

ああ・・

 

服の上から裸が透けて見えたなら・・

(皮の上) (中身が)

 

男のロマン・・

(スケベ)

これもパカ・・

 

(俺のすべてを〜 見せてやる〜)

 

(お前のすべてを〜)

 

(見たい〜♪)

 

エッ!?

 

オッサンの汚ねー裸なんか

見たくないって?

 

・・

 

あっそう!

 

・・

 

そうなの

 

・・

 

失礼しちゃう・・

 

 

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