あれから、私の対応を非難するメッセージがたくさん届いている。

 

と言っても、夫対策で古い携帯をメインにはしていないので。

 

見なければ問題はない。

 

でも、夫がどういう考えなのかを知っておきたくて確認した。

 

余談だが、携帯を二つ用意したことでLINEも使い分けている。

 

以前連絡先に入っていた人たちには変更したことだけを伝えて対応してもらった。

 

面倒だったが、それをやらなければ古い携帯も常に持ち歩かなければならない。

 

それでは意味が無いので、面倒でもやらなければならなかった。

 

メッセージの内容を見てみると、やはり怒っていた。

 

私はいつも自分勝手で一方的だと非難。

 

義父も楽しみにしていたのに、可哀そうだと思わないのか。

 

子どもを想う気持ちは同じなのに。

 

一方の意思だけで自由に交流できないのは許されない。

 

もっと色んなことが書かれていたが。

 

結局はやりたいようにできなくて憤っているだけ。

 

真剣な顔で確認していたら、いつの間にか兄が近くに居て、

 

「おお~!怒ってるね~」

 

と軽い調子で言った。

 

私にしてみたらどんな言葉が飛び出すかが分からなくて戦々恐々で見ているのに。

 

兄にとっては大抵のことは取るに足らないことらしい。

 

だから、いつも軽い感じで受け止める。

 

同じ親から生まれた兄妹なのに、どうしてこうも違うのだろうか。

 

 

 

 

基本的に夫から来たLINEはスルーしている。

 

どうせ返事をしたところで、分かり合えることなどない。

 

最初の頃はそう思っているのにほんの少しの期待を捨てることができずに反応していた。

 

でも今はもう諦めている。

 

それに、これから夫がどんなに変わったとしても恐怖心を拭い去ることはできないと思う。

 

激高した様子や顔は脳裏にこびりついていて、ふとした瞬間にまるで今見たことのように再生される。

 

そういうのがあったら、やっぱり上手くいかない。

 

未来のことを考えた時。

 

心穏やかに過ごせるのは夫のいない世界だった。

 

罪悪感も後悔も持たず、ただ息子と笑っていたい。

 

運動会の時、あの短い時間の中でそれを伝えたつもりだ。

 

いつも夫の顔色をうかがってビクビクしている私からの反撃はさぞかし驚いたことだろう。

 

一瞬驚きの表情を見せたが、すぐに怒りに満ちた目を向けて、

 

「許されない」

 

という言葉を連呼した。

 

子供との時間を持てないようにしている私を許せないということらしいが。

 

それなら夫だって許されないのではないか。

 

息子にした虐待もそうだし、家庭内のモラハラだってそう。

 

私もマヒしていてあれがDVなんだよと言われてビックリした。

 

DVって直接殴られたりすることだけじゃないんだね。

 

気づいてからも、ただひたすら夫とどう対峙するかということばかり考えていた。

 

でも夫が私を許さないと言うのなら、私だって夫を許さない。

 

許さないと思う方が、罪悪感に苛まれている時よりも気持ち的に楽だと言うことも知った。