去年の母の日には。

 

うちの母だけでなく義母にもプレゼントを贈った。

 

こういうところで差をつけるのは良くないと思って。

 

いつも同じようにプレゼントした。

 

家計状況を考えると高価なものは贈れない。

 

それでも、できる範囲で感謝の気持ちを伝えてきた。

 

義母は元々電車等の乗り物があまり好きではない。

 

それなのに息子が体調を崩してしまってからたびたび我が家に足を運んだ。

 

私は日中仕事に行ってしまうから。

 

その間に夫の様子を見に行く人が誰も居ないということに不安もあったのかもしれない。

 

それで電車を乗り継いで週に1~2回ほど来ていた。

 

来る時には大抵義父を伴う。

 

稀にどちらかだけが来る場合には、途中で何度も電話が入っていつもよりも早めに切り上げた。

 

こちらは既に去年の5月頃には家を出たいと考えていたのに。

 

なぜ義母にまで『母の日の贈り物』をするのかと疑問に思われるかもしれない。

 

でも、そういう事情もあって義母も大変だよねっていう気持ちがあった。

 

それに結婚してからずっと贈っていたので習慣になっていたというのもある。

 

今までやっていたことを急に止めるというのもおかしな話だと思った。

 

去年に限って言えば、家を出たいと考えていることを悟られたくないという気持ちがあったことも事実。

 

いつもと違う振舞いをすると私の変化に気づかれてしまうと思い、例年通りに過ごしていた。

 

今離れてみて。

 

過去の自分を客観的に見て。

 

良い嫁キャンペーンをやっているように見えるんだろうなと感じた。

 

関係者はまた違った感想を持つかもしれないが、少なくとも周りからはそう見えるはず。

 

実際には決して良い嫁では無かったのだけれど。。。

 

急に家を飛び出すわ、離婚要求を突き付けてくるわで。

 

 

 

 

今は義母にとっても試練の時なのだなと思う。

 

義父の体調が悪くなって息子たち二人も頼りにならない。

 

それでいて、現在進行中の息子の離婚や失業という問題も抱えている。

 

年金生活に入ったからといって決して安泰ではないのだ。

 

そもそも年金生活になってまで息子の面倒を見るって相当大変なことなんじゃないの?

 

いくら持ち家でも生活費はかかる。

 

固定資産税だってかかるだろうし、病院代も必要。

 

病院代は何か申請したことで安く済むようになったそうだが。

 

私がバリバリのキャリアで生活の不安がないくらいに養えれば良かったのかな。

 

そんな風に考えたこともあった。

 

だけど、私がたくさん稼げるような優秀な人材だったとしても息子への虐待は起こっていた可能性が高い。

 

百歩譲って生活への不安からしてしまったことだとしても。

 

元々夫にはそういう所があったのだろう。

 

今年はもう義母にプレゼントは贈らない。

 

まだ籍の上では夫と夫婦だけど。

 

これからも続けていくつもりはないからだ。

 

前に離婚の話しが出た時に義父母も激しく拒絶反応を示した。

 

その後、少し落ち着いたかなと思っていたら、

 

「万が一離婚になっても私たちは会いましょう」

 

なんて言っていた。

 

夫がそばに居るというだけで義両親に会う選択肢は無くなるのだということを理解できていないのかもしれない。