前評判が良かったので、今回はとても大きな期待を持って弁護士さんに会いに行った。

 

良い人だったらそのまま依頼しようと考えていた。

 

でも結論から言うと期待外れだった。

 

一番問題だと感じたのは『モラハラ』に関して否定的だったこと。

 

これまでのエピソードを伝えたのだが、反応はいまいちだった。

 

「おじさんはね、そういう言葉は嫌いなんだ」

 

と唐突に言われ、

 

「今は何でもかんでもハラスメントって言うけれど。昔なら普通だったことがいっぱいあるんだよ」

 

と諭すように言われた。

 

想像していなかった反応だったので、ここで怯んでしまって言葉に詰まった。

 

ここからは何故かお説教みたいな弁護士さんの独壇場タイムが始まる。

 

「同じ物事でも違う角度から見るとまた違った印象を持つよね」

 

「親御さんはのこの件について何て言ってるの?」

 

「お子さんもいるんだから慎重にならないと」

 

そのおじいさんに近いおじさん弁護士は、まるで私たちにも非があるといわんばかりに続けた。

 

百歩譲って私に多少の非があるとしても、夫のしたことは許されないことだ。

 

私たちは精神的に崩壊する一歩手前までいった。

 

息子も私も考える力を奪われ、反抗することが『悪』だと感じるように仕向けられた。

 

一緒に生活することは決して楽なことではなかったが、それでも続いたのは私たちの努力によって成しえたことだと思うのに、

 

「10年も結婚生活が続いてるんだから、お互いに大事に思っている部分もあるんでしょう」

 

などと頓珍漢なことまで言われた。

 

私の中で決定的だと感じたのは、息子への虐待について話していた時の反応だった。

 

証拠を見せているのに、

 

「それで、結局どれくらい酷かったの」

 

と質問されて、さっきも説明したのにと思いながらブログにも書いたような内容をもう一度伝えた。

 

 

 

 

あんなに酷い内容を聞いても、

 

「まあこれは虐待と言えるかもしれないけどね」

 

と軽い感じの捉え方なので、

 

「これは決定的な証拠になるんじゃないですか?」

 

と聞いたら、

 

「見る人によって変わるんだけど。多分大丈夫です」

 

と気のない返事をした。

 

一連の対応を見て、『あーこの人は依頼を受けたくないんだな』

 

というのが分かった。

 

終始私を諭すような口調で、一方的に夫が悪いと決めつけるのは危険だという感じだったので。

 

もう話をしに行くことは無いと思う。

 

言われたことの中で一つ気になったことがある。

 

私が持っている証拠では弱いらしい。

 

悔しいけれど、これも夫が常に抜かりない対応をするからだと思う。

 

証拠に残さないように夫だって気を付けてきたはずだ。

 

とにかく今回はがっかりした。

 

全部あなたが正しいと賛同してもらいたかったわけではないが、勇気づける言葉が欲しかった。

 

残念だけど何度も色んなところに足を運んで合う弁護士さんを探すしかないと実感した。

 

それにしても、終始保護者がお説教するような感じて話してきたのが嫌だったな。

 

まるで『目上の人の意見はちゃんと聞きなさい』と言われているみたいだった。