賃貸契約書には恐ろしいことが書かれてあった。
実は、契約を解除した後に退去しなければ通常よりも高い額が請求されることが分かった。
通常の賃料に加えて、50%割り増しされたものが請求されるみたい。
そうしたら(私にとって)とんでもない額になる。
相手の言い分も分かる。
解除しておいて住み続けるなんて、一体どういうつもりなの?となるのは当たり前だろう。
私がもし部外者で、こんな人がいたら神経を疑うと思う。
それなら解約しなければ良かったんじゃないの?と。
今回は大家さん(の息子の奥さん)に多少は事情を話してあると言っても。
やはりそれとこれとは別だと思う。
『監理は管理会社に任せている』と断言されているので、今回だけ穏便にというのも難しい話だ。
そうすると、あえてリスクを承知で解約したとして。
夫が出て行かなかったら割り増し賃料を払わなければならないということ。
退去の勧告までいくにはいくつものステップがあり、その間ずっと払い続けるなんて到底無理。
やはり弁護士を入れて解決策を探してもらうしかないのだと悟った。
素人があれこれ考えたところで、やはり色んなところで綻びが出てしまう。
相手は頭の回転が早く、しかも恐ろしく弁の立つ人物なのだから。
きっと些細な隙も見逃されはしないと思う。
そうなったら一気に形成が逆転して不利になり、離婚までの期間がのびてしまうかもしれない。
それだけは避けたい。
だから、兄や両親にお金を借りてでも弁護士に依頼しようと思った。
それにしても、やっぱり賃貸契約は隅から隅まで目を通さないとダメね。
読み合わせというのもあったような気がするが。
そこまで重要なものだとは考えていなかった。
あの頃は、こんな未来が待っているとは思ってもみなかったし。
何があっても家族三人で暮らしていくのだと信じて疑わなかった。
その反面、内心は夫のことで悩んで家を出る機会をうかがっていたというのも本当のところで。
何か決定的なことが起きるのを待っていた。
結局、いつも中途半端だな。
今週はカウンセラーさんと話し、週末には弁護士さんに予約を入れてある。
毎日こなさなければならないことが多く、日々がめまぐるしく過ぎていくように感じる。
かなり忙しいけれど。
やっぱり今は幸せだなぁとしみじみと感じる。
体力的には疲労しても、気持ちは穏やかで満たされているし。
気づけば笑顔の息子が隣に居て、毎日たくさん話してたくさん笑っている。
そんな日々を夢見て頑張ってきたから。
今やっと幸せだなぁと実感することができ、結構満足している。
もう明日が来るのが怖いなんて思うことも無いだろう。
寝る前に考えるのは、これから起こるであろう楽しいことばかり。