夫の友人から、ハッピーバースデーのメッセージをもらった。
この友人は以前夫と直接話し合った時に立ち会ってくれた人物だ。
どちらか一方の友人というと肩を持ってしまって分が悪くなるのではないかと不安に感じていたが。
それは杞憂に終わった。
友人はきちんと平等に見てくれて、時には夫に対して『間違ってるよ』と指摘してくれた。
こういうちゃんとした友人が居るのに、夫は何故人としての最低限のルールも守れないのだろうか。
家族のことは何があっても大事にして欲しいところなのに、幼い息子に酷い仕打ちを繰り返した。
友人から突然メッセージをもらい、私はビックリして
『誕生日だって○○(夫)から聞いたんですか?』
と尋ねたのだが、実は連絡を取った時に夫が『プレゼントも受け取ってもらえない』としょげていたらしい。
それで、様子伺いも兼ねて送ってきたというわけか。
気を利かせてコンタクトを取ろうとしてくれたというのに本当に申し訳ないことなのだが。
私たちは夫に今どのような風に生活しているのかを知られたくない。
興味を持たれるのも困るし、楽しく暮らしていると知ったらまた攻撃をしかけてくるのではないかという不安もある。
私たちが穏やかに楽しく暮らすことを夫は望んでいない。
自分が居ないことで苦労をすれば良いのに、と考えているはずだ。
それなのに、予想外に楽しくやっていることを知ったら多分また許せない気持ちが強くなって攻撃したくなるだろう。
だから、今の状況は決して知られてはならない。
迷ったけれど、結局友人に何も伝えることは無かった。
これまでのやり取りを通してどのような人物なのかを知っている。
信用していないわけではない。
だが、結局は元々夫の友人なのだから最後は可哀そうに思って肩を持つかもしれない。
私たちが不利になるような余計なことをしてしまうかもしれない。
そう考えたら何も伝えることができなかった。
夫の彼女(仮)はそんな夫を不憫に思ってアレコレと世話を焼いているらしい。
それで、『私が連絡を取ろうか?』と言っていたらしいのだが、それを止めたと言っていた。
『やっぱり気分が良いものではないでしょう?』
と聞いてくる友人は何か勘違いしているように思う。
私は夫が誰と付き合おうが、その人と結婚しようがどうでも良い。
それどころか、夫が誰かと付き合ったり結婚したいという気持ちになることを望んでいる。
それを友人にも包み隠さず伝えたら
『えぇ?!なんか意外だな』
と驚いていた。
夫の話では、私は夫が居ないと生きて行けないキャラになっているみたい。
だから、誰か他の人のところに行きそうになったら慌てるのではと思っていたようだ。
やっぱり自分の都合の良いように話しているみたいだね。
これまでに何度も言っているのに。
私たちの願いはたった一つだけ。
あなたとは離れたい。
二度と一緒には暮らせない、と。