題名だけを見るとウキウキするようなお誘いに見えるかもしれないが。

 

夫の仲間内での集まりなので、全く興味はない。

 

断っているのに『ぜひ来てください』と夫の彼女が言うものだから、本当に面倒くさくてゲンナリしている。

 

せっかくの休みなのだから息子と一緒に過ごしたいし、夫には会いたくない。

 

再三にわたり断っているのに、なぜか前向きに検討していることになっていて

 

「来る前にうちの親に会って挨拶したら」

 

と夫から提案された。

 

「新年のあいさつ、今年はまだだからさ」

 

と言うが、今年はそういうのも無しだと思っていた。

 

あまりにも普通に『挨拶に来い』と言うので驚いたが、離婚前ってそういうのが普通なのかな。

 

兄の奥さんに話したら、

 

「(離婚の話し合いをしている時に新年のあいさつに行くなんて)そんな話聞いたことない」

 

と言っていた。

 

まぁこういう常識と言われる類のものにはそれぞれの考え方があり、私がどうこう言うものではないのかもしれないが。

 

だから百歩譲ってそれで良いとしても、自分の考えを押し付けないで欲しい。

 

それもモラハラなんだよ、と言いたい。

 

自分の考えが100%正しくて、それに合わなければ非常識だなんてことは無いんだよ。

 

最近、彼女という味方を手に入れた夫が更にパワーアップしている気がしてならない。

 

しつこいくらいに誘われていたが、何度も何度も断ってようやく『行かない』ことに納得してもらえた。

 

行ってしまったら、おそらく『アイツが○○(夫)を苦しめているのか』という目で見られて針のような視線の中で過ごさねばならない。

 

元々夫は仲間内で私のことを『我儘だから大変』だと言っていた。

 

まるで尻に敷かれているかのように振舞っていたので、実情を知ったらさぞ驚かれることだろう。

 

息子もおとなしい子で通っていたが、本当はいたずら好きで人懐っこくて笑い転げることも多い。

 

皆に『大好き』オーラを送る息子を見た時、夫は

 

「自分には無いところを持っている」

 

と言っていた。

 

これは決して良い意味ではない。

 

 

 

 

自分はあんな風に周りの人に対してオープンではないから、自分の血を感じないと。

 

「あれは明らかに○○(私)側の遺伝だな」

 

とバカにしたように言った。

 

「みんなに尻尾を振るバカな犬みたいだ」

 

と嘲笑った顔を今でも忘れない。

 

結局飲み会にはいつもの面々が集まったみたいだが、終わった後に彼女からメッセージをもらった。

 

『みんなも会いたがっていたので残念です』と。

 

そんなわけがない。

 

前に無理やり参加させられた時には、話しかけてもそっけなく返されるだけで、一人時間を持て余していた。

 

他の人たちはすごいはしゃぎっぷりだったが、私はまるで空気のよう。

 

頑張ってその中に入ろうとしても、『入ってくるな』オーラーが凄いから。

 

その場に居るだけで精一杯。

 

それなのに、夫からは『ノリが悪い』と言われ、周りからは『人見知り?』と言われ。

 

一体どういう人たちなんだ、と困惑したことを思い出す。

 

しかも今回は息子を連れてくるように指示されていたので、余計に戸惑ってしまった。

 

飲み会に小学生を連れて来いって、どういうことなの。

 

最近彼女がやたらと息子を気にしていて、『元気にしているか』と聞く。

 

実家で過ごすようになってからとても元気だが、それは彼女に心配してもらうことではない。

 

だから、短く『元気です』とか『大丈夫です』とか返すのだが、『○○(息子)君ともラインしたいな』などと言ってくる。

 

何を考えているか分からない人たちなので、もちろんやんわりと断っている。