手術後に競技復帰がうまくできない選手

 

コンディショニングルームに来られる選手に、手術後長いこと復帰できずかなり時間がたってこられる選手がたくさんいます

 

通常かかる期間より長い時間を要し、不安な中ここに連絡が来る流れです

今のリハビリ技術は多くの関わる方々の努力のおかげで高いレベルになってきています。

なのでほとんどの選手がスムーズに復帰できることが増え喜ばしい限りです。

でも少数の選手がなぜかうまく復帰できないという現象が起こります。

うまく復帰できないとは!

「まだ痛くて動けない」

「基本的能力が上がらず許可が出ない」

「許可は出て痛みもないが、元のように動けない」

こんな選手がここでは多いです

もちろん全くリハビリをさぼっていた人は、しっかりやってくださいというだけですが、一般的なことをやっているのになぜ?という選手も多いです

この選手たちの特徴は

まず基本的な機能向上にこだわるあまり、全体的にバランスが取れた体の使い方ができていないことが多いです。その結果競技を行う上での体の使い方を獲得していないというのが印象です

この経験からここでは一番最初に正しく体が使えるための「運動回路」を作るようにしています。

その方が一般的なリハビリはもちろん競技復帰がスムーズに行く確率が上がります。

例えば!!

リハビリの定番メニューの一つ、前腿の筋肉(大腿四頭筋の一つ内側広筋)をしっかり使えるようにする!タオルギャザーなどで足の指の筋肉を使えるようにする。膝の可動域が戻らずストレッチを行う。

などなどありますが、そもそも内側広筋を使ってくれるような運動回路ができていない中そのトレーニングだけ行っています。足の指も弱いというより腰をうまく使えれば「使える状態」になってくれます。可動域制限も、力が入るパターン緩むパターンの回路が狂っているため。いくらストレッチをしても一時的なものになり維持ができません。

そもそも機能的回復が重要ではあるものの。そこが目的ではなく自分の競技動作ができるようになるためにリハビリを行なう必要があります(機能的回復はできていることは必須)。

そこを踏まえてここではオペ前からその体つくりをしていきます。

これから手術をする方!いま手術後でこれからリハビリをする方!リハビリをしていてもうまくいかない方はご相談ください!!特にこれから手術を行う人!先が大切です

 

 

コンディショニングルームKATAYAMA

片山卓哉

katataku8@yahoo.co.jp