⬇前回のお話はこちら






前々回のお話で

ひよりの「友だちにならない?」を

拒否した元彼くん


私たちの関係性については言及がないまま

微妙な距離感で迎えた当日


お好み焼き屋さんに向かう途中の車内

いくつか会話があった中で

ダイエットの話がありました


一触即発のこの話題に

元彼くんが言ったこととは……?




性懲りも無くダイエットの話をされたため

一気に怒りのボルテージが上がったひより



ひ「私の手を触らないでいただけます?

私の大事な体に私の同意なく触らないで」



そう言うと彼は

私の言葉を無視するかのように

私の手を触りつつ


「ひよりの手って小さすぎるよな

ぜんぶで俺の第一関節もない」


と言いました



ひ「人の話は聞けよ

私の手はかわいいんだよ

私の身体は小さくデリケートなので

粗末に扱うようなやつに触る資格はないです」



もう一度、「触るな」と言うひよりに

彼は答えず、

独り言のようにこう呟きました



「ひよりは全然太ってないんだけど

メリハリが少ないから寸胴に見えるのが

もったいないんだよなぁ」



ひ「お前……あれだけデブって言っておいて……

なんなんだ……

私が、痩せたのは、なんだったんだ」



ひよりの言葉は

怒りで語気が強くなっていきました


彼は


昔は今より太っていたし……


と言った後、



「ひよりはどんどんかわいくなっていくな

最初に出会った頃よりずっとかわいくなってる」


と言いました




ひ「当然だ、私は日々進化している」



私が努力をしていることは

自分自身がいちばん理解していて

だから、そう言えました


そう言って胸を張れるほど

自分を磨いてきた自負があります




しかし、彼の次の言葉は

そんな私を暗い淵に突き落としました



「でもまだかわいくなれる」




「まだ」、「もっと」

結果を出してもまだ求め続けられる

その言葉にひよりは追い詰められていたのだと思います


50メートル走を走るつもりでがんばっていたら、

それがハーフマラソンになったような感覚でした





続きます……