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友だちになろうという
ひよりの提案を拒否した復縁彼氏の元彼くん
既読だけつけて
やりとりを終わらせたひより
その後、お互いに何も連絡をしないまま
2日が経ちました
その沈黙を破ったのは、
彼の方でした
さて、その内容とは……?
「週末、ごはん食べに行くか?」
たったそれだけのメッセージでした
謝罪でもなく、
前回の話題に触れるわけでもなく、
まるで何事もなかったかのような誘い方でした
どうやら会うことにしたようで
私も長い付き合いがLINE上で終わるのは
今風だけどいつか後悔するとしたら、嫌だな……
と思ったので、行くことにしました
会って話したら何か変わるんじゃないか
と、一縷の望みに賭けていたのかもしれません
ひ「いいけど、ワンチャンないよ?生理だし」
前回のやり取りの流れもあって、
もし会うことになったとしても
体の関係に流れることはないということを
はっきりさせておきたかったので
そう言いました
すると彼は、
「わかってる」
とだけ返してきました
ひ「いいよ、どこ行く?」
と応えると、
「ありがとう」のスタンプの後、
「行きたいところ探しておいて」
と言われました
これ、
嫌だと感じる人もいるかもしれません
「誘ったのに店を決めないの?」
と思う方もいるかもしれませんが、
私はわりと嫌いじゃないタイプです
元彼くんは気楽に提案できる相手ですし、
出した案に対してあれこれ文句を言われない限りは、
行く場所を自分のコントロール下に置けるので、
ひよりは自分で探すのが好きだったりします
ちなみに、
このときはお好み焼き屋さんに行くことになりました
迎えた当日、
元彼くんが車で迎えに来てくれました
いつものように助手席に乗り込むと、
ドアを閉めたあとすぐに
元彼くんは私の方に手を伸ばすと
大きい手が私の手の甲を包みました
いつもなら、
私の指の間に指を入れるようにして
しっかりと指を絡めて手を繋ぐのですが、
この日は、
それはしませんでした
ただ、手の甲に手を重ねるだけ
なんとなく、少しだけ距離のある繋ぎ方でした
そうして、
いつもひよりが指輪をしているあたりを指先で触り、
それがないことに気付くと
「指輪はどうしたんだ……?」
と言いました
ひ「しまってある、なくしてはない」
と言うと、
「なくしてないならいいけど」
と言って、それ以上は何も言いませんでした
車の中の空気は、
どこか静かでした
特別ぎこちないわけではないけれど、
以前のような自然さとも少し違う
そんな微妙な空気のまま、
車はひよりの調べたお店に向かって走っていきました
席に鉄板もあって自分で焼けるお店で
話すのに十分な時間も取れるし
少しでも周りの目を気にせずに話せるかな
と思って選びました
そのお店に着くまでの間、
いくつか会話をしたのですが、
その中にダイエットについての話がありました
続く……
