⬇前回のお話はこちら
ひ「こうして元彼くんと食べ歩きしてみたかったんだよなー」
と言ったひよりの言葉には答えず、
「こっちも食うか?」
と手元のスイーツをこちらに向けた元彼くん
ひ「食う!じゃあ、私のもあげる~
(もぐもぐ)
……いや、甘すぎ!
こんなの1個も食べれないよ」
ホイップクリームが思いのほか重くて
思わずたじろぐひより
「は?余裕だろ
スイーツの店で惣菜系頼むやつに言われたくないわ」
ひ「おいしいだろ、これも」
「うん、あれだな、サイゼのピザに似てる」
ひ「いや、……確かに」
値段はこちらのが高いし、
そんなことない!と否定したかったのですが、
確かに似てるな……と思い、
そんなこともあるか……となってしまいました
私よりも先に食べ終えると
「ゴミ入れといて」
と紙袋に入れたゴミを渡してくる元彼くん
ひ「あのな、私はお前のママじゃないぞ」
と猛然と抗議しましたが
「ひより、口の周りがすごいことになってるぞ」
話をそらされました
ひ「むむ、後で拭く」
そっと元彼くんの口元を見ると
あんなにクリームいっぱいのスイーツを食べたのに
全然汚れていない
え、なんで?
だいぶ遅れて食べ終えたひより
口の周りをウエットティッシュで拭く
「ひより、全然取れてないぞ
ほら、貸してみろ」
と私の手からウエットティッシュを取ると
まず自分の口元を拭き
「はぁ、世話の焼ける妹でお兄ちゃんは大変です」
と言いながら口元を拭ってくれました
ひ「今、自分の口拭いてなかった?
こんな態度のでかい兄を持った覚えはありませんが
どうもありがとうございます」
食べ物を食べ終わった後は自然と手を繋いで
久々の甘いデートを楽しみました
楽しいし、楽だし
もう永遠の恋人でもいいんじゃないか
その分には上手くやっていけそうだよ、私たち
なんてことをぼんやりと考えていました
