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復縁彼氏の元彼くんに


「ひよりにとってそんなに大事なものじゃなかったんだろうな」


と言われ、すごく大切にしていて、

ケースまで買ったと告げたひより 



 

「ケース……?」



ひ「ほら、これ」



とスマホにつけた袋型の小さい透明なケースを見せた



「外したときここに入れてたのか?見せて」



ひ「え、うん」



「ここ、隙間がある

ここから落ちたんだろうな」



 言われて見てみると

ファスナーと袋部分のつなぎ目に隙間があった



次に、スマホストラップにケースを引っ掛けていたカラビナについても


「カラビナなんてすぐ壊れるからな

つけていたっていつの間にか落とすとかありえる」


というと、


「もうこのケースを捨てろ」


と言った




「もう必要ないだろ、使えないし」


と彼は言ったが、今思えば

指輪を失くしたことをケースを見れば思い出すと思って

捨てるように言ってくれたのかもしれない



「相談してくれればなぁ……

こういうケースがいいとか言えたのに

そうしたら、こんなにすぐ失くさんかったかもしれないのに」

 


彼の言葉に

ちょっとの間止まっていた涙がまた溢れ出す


泣き出したひよりを見て


「この話はもうやめよう

ひよりも忘れろ、わかったな」


ぎゅっと手を握ると

頭を撫でた



その行動が指輪を失くしても

まだ私を好きでいてくれるんだ

私に愛想を尽かしていないんだ

と思えて

また涙が溢れてしまう



そんなひよりの姿に

何かを勘違いしたのか

元彼くんがこんなことを言い出した



「痩せたらまた新しいの買ってやるから」



続きます……