⬇前回のお話はこちら






(前回の続きです)




ひ「それは私もどういうこと?って思ってるよ」



「親に会って欲しいって言ってみたら?」



ひ「それは同棲の話が出たときに

同棲するなら親に挨拶してほしいって

言ったんだけど……まだいいだろって」



「とてもじゃないけど、誠実な人とは思えない

人の時間をなんだと思ってるんだって思うよ

こんなこと言いたくないけど、

別に本命がいてあなたは都合のいい女とか……

今もシェアハウスに住んでるの?」



彼になんの感情もない第三者から見ると

真面目に向き合ってくれてる感じを受けないというのはもっともだ

ただ実の親に「都合のいい女」呼ばわりされるのは

すごくダメージを受けた



ひ「いや、まだシェアハウスだけど……

立地いいし、家賃安いし」



「そう、それならよかった

前付き合ってた人とは価値観が違う人なの?」



ひ「うん、全然違う、居心地はいいんだけどね」



「まぁ、ここしばらくは年回りも悪いし

すぐに別れろとは言わないけど、情もあるだろうし

他の人を見てみてもいいんじゃないの」



ひ「うん、そうかもね」



もう無理なのかなって思った

彼はいいところも結構あるんだけど

冷静に状況だけ分析したら母の言う通りだった



「それで、署名なんだけど、書く?書かない?

母としては書いてくれると助かるんだけど」



ひ「いいよ、書くよ」



署名を書いた



さて、どうしようか

元彼くんとはすぐ別れなくても

この先別れることになるのだろう



だったら、また婚活すべきか



女の恋愛は上書き保存だって

よく言われている


他の人を好きになれば

元彼くんと別れるのも寂しくなくなるか、





次回は、Rちゃんと街コンに行ったときのお話です