⬇前回のお話はこちら
この方とカフェに行ってきました
何度誘われても「予定があって~」で
断り続けたのですが、
あなたが断ったのだという実績を作りたくて
「明日のこの時間ならいいですよ(無理だろ)」
と言ったところ、
「他の予定を調整できたので、大丈夫です」
と返事が返ってきた
日時を指定した手前、渋々会うことにしたのだが
この日この決断をしたことを後悔した
カフェでお茶をして駅まで向かう間
私の腕に触れ、手をつなごうとしてきたのだ……
こいつ……見上げた下心だな……
と思うと同時に咄嗟に振り払う
ひ「私、触っていいって言ってないけど?
同意なく女性の体に触れるのはいけないことって
知ってるよね?」
と睨みつける
「手を繋ぐくらいならいいかな~って思いまして」
ひ「くらい……?私はくらいとは思えないわ
価値観が違うみたいだ」
「何回デートしたらいいですか?」
ひ「何回デートしてもあなたとは無理
触りたくなる相手なら他にいい男いるんだよね
顔もスタイルも好みの相手が」
「俺は好みじゃない?」
ひ「うん、私もうちょっとワイルドな感じが好み
あなたもかっこいいけどね
今日はコーヒーごちそうさま
さっきのことは忘れる、あなたのこともね」
相手に言葉を挟ませないよう
矢継ぎ早にそう言うと早足で立ち去る
後ろから彼が何か言っていたが
もう私の耳には入ってこなかった
迂闊だった……
まさかまさかまさか
人の目がある中で体に触れてくるなんて
ほぼないと思うけど、もう1回会ってみる
それは安全が担保された上での話だ
見極めの精度を上げなければ、身が持たない
立ち寄ったお手洗いで何度も手を洗った
自己責任だよな……
これが街コンなんだよな……
