⬇前回のお話はこちら






屋上庭園があったので

そこをぶらぶら歩きつつ

ベンチに座りつつ時間を潰す



話題は恋愛のことが多かった



直近の恋愛について聞かれたときに

元彼に「ルックス面が足りない」と言われて

振られたことを話してしまった



元彼が言っていたことで

気になったことがあったので聞いてみる



ひ「年下くん、かっこいいって言われそうじゃないですか、


かっこよくてスタイルについて努力もしている人が

相手にも完璧を求めるって普通?」



「うーん、自己肯定感高くて

自分に自信のある人だったらそうなると思う

自分に自信のない人だったらそうはならないと思う」



ひ「なるほど、自信があるってことか」




次に、昔の恋愛の話になった



「最初に付き合ったのはいつです?」



ひ「社会人なってからです

大学時代付き合ったような付き合ってないような

デートを何回かした人はいましたが」



「その顔で?!遊んではいた?」



ひ「大学時代はバイトとかしてました」



遊んではいた?と聞かれて

心のシャッターが下りる音がした



それと同時に


私とのワンチャンはないです


と言ってしまおうと思ったが



お店を予約してもらった手前

キャンセルする訳にもいかないので、

ぐっとこらえて曖昧に笑った




「なんか、理想が高そう

絶対そうだ」



ひ「たぶん、そうなんだと思います……」



自分でも薄々は感じていて

でも改めて人に言われると

かなり堪えた




予約の時間が近付いてきたので

カフェに向かった



お茶をしている間も

話が途切れることはなかったが

弾むこともなかった



共通点も特にないし

たぶん、向こうは遊びだし




たまたま方向が一緒だったとのことで

改札まで送ってくれた


ちょっと前だったら、

こういう気遣いも嬉しかったんだけどなぁ……




でも、この人は私と結婚の意味で釣り合う相手じゃない

(私のがレベルが低い……)



キュンの補給もないしさぁ……

私のストライクゾーン狭すぎで草