広島は 

昨日一日雨 

今日も雨がぱらつき 
娘が小学校から帰宅する時間に
ようやく上がったかな?

テレビに映し出される
夏の日差しの地域とは 
遠い世界のようでした・・・




さて

「民話」と 「昔話」 の違いってご存知ですか?



その前に・・・

昔話は 口伝えで語られるおはなしで
むかし あるところに
と 時代・場所が不特定で始まり
どんどはれ などおわりのことばがあります
本当かどうか分からないけどね、という話
中には「嘘話」という方も
例:桃太郎、浦島太郎等

伝説
その地域では真実だと伝えられていて
さらに 「もの」が残っているそうです
例:弘法大師の井戸等




敗戦後

昔話のような古いものはだめだ
芸術性の高いものを・・・

ということで 

昔話に手を加えて書き換えられたものが 
「民話」として生まれてきたそうです


ですから 民話は昔話と混同されてしまいがちですが
「民話」は学術用語ではないそうです(と聞いた気がします)
そして比較的新しい言葉ということになるようです


でも ウィキペディアや辞書にはそんな記述ないです
じっくり読めば ネット上でも
「実はこうだ」と 上記の記述がある箇所もありますけど・・・

知恵袋レベルだと
「それ違うよ」と私でも突っ込める回答だったりします



小澤先生の講義以外で 
あまりそういった記述を見つけられないのですが

グリム童話や昔話の分野で大学で教鞭を取り
柳田国男の直接の教え子である先生がおっしゃるので
そうなんだろうと思います



ところで・・・

書き換えられてしまったおはなし(昔話)は
その昔話が持つ力を失ってしまうのです

ですが 今 
書き換えられたお話は
たくさん世に出回っています

特に絵本・・・


感受性の豊かな時期に子どもに手渡す絵本は
いいものであってほしいです



ついでに

昔話は 教えが含まれていると言っても
あからさまな教訓めいたお話ではありません

例えば 
正直者は富を得て幸せになり
欲張りでいじわるな人は罰が与えられる

だから 正直で働き者になりなさい

ってはなしでは ないのです


貧乏人が たまたま富を手に入れ
それをまねした隣の人は
運悪く失敗する・・・


わたしたちが生きている世界と
あんまり変わらないですね(笑)

 
グリム童話には癒しの効果がある
なんて話を聞いたことがあります

だから 昔話にも 癒しのパワーがあるかも
なんて思ったりします


脳科学的に 誰か証明してくれないかなあ