お芝居や朗読それに落語などに取り組んでいますが、そこから学んだことは人生との深い関係です。

作品の世界を読み解いていく、役作りをしていく時の材料は現実の中の人間であり社会です。

もっと細かく云うと役作りに関しては、配役の人物の生い立ちや環境と生きている時代社会状況、その人の置かれている立場など限がないほど手掛かりが隠されています。

そうして登場人物の輪郭がだんだんハッキリとしてきます、まるで其処にその人が生きているように見える様になるのです。

では、芝居から離れて実生活の自分はどうでしょう。

どの様に生きているのでしょうか。

一番わかりやすい例をあげますと結婚。

独身から結婚すると夫になり妻になります。それまでとは環境が変わるのです。夫の役・妻の役が出てくる、共にその関係を築いていくわけですね。それまでとは配役が増えている。子供ができると父親になり母親になる、また役が増えます。子供が結婚して孫ができるとおじいちゃん・おばあちゃんの役が回ってきます。

つまり、現実の人生は様々な役を一生懸命生きている訳ですね。

人生と演劇の双方向性。