さて安田一角の悪巧みに引っかかったお隅、一角は連れの惣次郎に因縁を吹っかけます。一方的に理屈を付けて責めてきますと相撲取り花車重吉が間に入って仲裁をしますが意地を張って命のやり取りということで話が纏まります(このやり取りが面白い甚蔵の悪知恵とこの場面は演者冥利に尽きます)。相撲取りの怪力に剣術家は命惜しさに逃げ出してしまいます。一件落着して惣次郎は母親の勧めもあってお隅を身受け内儀にします。ある日山倉富五郎という座光寺源三郎(深見新左衛門が宅番)の用人役で放蕩無頼で親には勘当され座光寺の家は潰れ、常陸の国の知己に無心に行ったが当てが外れ、惣次郎の瓜畑に通りかかると空腹のあまり瓜を取って食べようと(野荒しの刑は生埋め)怖々辺りを見ると瓜番小屋に人は居なく、夢中で真桑瓜に噛り付いたがひょっこり畑の中の百姓に見つかり惣次郎の前に引き出される。慈悲深い惣次郎は生埋めにすることは無く帳面や算盤で富五郎を家で働かせる。富五郎は百姓の上に立つことが出来るので段々増長してきます。ある晩酔っぱらって帰って来た富五郎は同じ武家の出身だからとお隅を口説くが婆様に見つかって薪でしばかれる。安田一角と花車重吉の一件を噂で聞いてる富五郎は喧嘩の起因はお隅と知っているから一角を利用してやろうと横曾根村へ参ります・・・・