前半は七話に分けて解説しましたが、これから後半合わせて12時間噺す超尺でございますが、読んでみて三分の一は短くできる気がしております。
さてこの後半は調べてみるとあまり上演されてないようでございます。内容をざくっと噺ますと、お賤と新吉に殺された惣右衛門の惣領惣次郎と齢の離れた弟惣吉そしてお内儀の筋で流れていきます。惣次郎は麹屋の酌婦お隅を身請けして内祝言をあげますが剣術家安田一角に因縁をつけられ殺されます。敵討ちに出たお隅も返り討ちにあい子どもの惣吉と年老いた母と一緒に仇討の旅に出ますが立ち寄った観音堂の比丘尼に母親は殺されます。自害したお累の兄三蔵は新吉が殺します。そして数年して新吉・お賤・惣吉が観音堂に立ち寄り、尼(お熊)の話しから悪縁の因縁の謎が解き明かされていきます。
また長い解説になりますが御清読よろしくおねがいします。