さて深見新左衛門の家が改易になったところに惣領新五郎が下総の三衛門(宗悦を葛籠にいれ新左衛門から金を貰って暇を出され棄てた後在処下総に帰る)の処に厄介になっていたが帰って来る。菩提所で両親の非業の死を聞き青松院墓所で腹を切ろうとするところ、谷中七面前の下総屋惣兵衛という質屋の主人に止められ奉公することに。と其処に殺された宗悦の次女園が中働きの女中でいる。ある日お園が風邪をひき新五郎は園に惚れているから甲斐甲斐しく看病するが園はどういう訳か新五郎に虫唾が走る。ある冬の日土蔵の脇の物置で藁の上に新五郎が園を押し倒すと下に隠れていた押切で園は死んでしまう。新五郎はやけになり店の金百両を盗み逐電。3年後元屋敷の下男が松倉町に居ると聞き尋ねるが罠にはめられ、追っ手に追われ建物から下にある藁に飛び降り逃げようと、藁の下に押切が土踏まずを切り込み捕まる。この日は丁度3年目の11月20日お園の三回忌の祥月命日。

続いて三話は「豊志賀の死」(死んだお園の姉)