
①屑屋清兵衛さんは清正公様の脇の裏長屋でもって御浪人千代田卜斎から屑を8文で買い、古い仏像を200文でもって預かる。
②細川様の御窓下で高木作左衛門に仏像を300文で売る。
③買った高木がぬるま湯の中に入れて仏像を洗って磨いていると台座の紙が剥がれて小判で50両が出てくる、高木は仏像は買ったが中の小判は買った覚えはないと元の持ち主に返すという。中間の良助はまた屑屋は御窓下を通ると進言する。
④御窓に陣取って屑屋の顔を検め清兵衛を捜す。
⑤清正公様の境内の掛け茶屋に商人が集まり御窓下の話で持ち上がるが、屑屋清兵衛さんが自分を捜してるんじゃないかと言う。古い仏像を売ったんで首が取れたりとかで無礼な屑屋お前さんを捜しているんだ、と言うことになり清兵衛さんは困ってしまう。顔を検められた屑屋が御窓下を掛け声をせず黙って通ったらいいと清兵衛に助言。
⑥御窓下で清兵衛さんは思わず「屑ーい」と掛け声、高木作左衛門に捕まる。話を聞くと首がおっこったのではなく金が出てきたことを聞き、御浪人千代田卜斎に返しに行く。
⑦卜斎は売ったものは自分のものではない、中から出てきたものは買うた人のものだと受け取らない。
⑧帰って高木に報告するが清兵衛はまた卜斎のところに説得に行くが刀にかけて受け取らないという、また高木に報告するが高木も武士の意地を張る。
⑨どうにもならないので卜斎の住んでいる長屋の家主が間に入って受け取るよう説得するが、情けは受けとうないと言うので家主はかたを差し上げれば恵んでもらったことにはならないと、卜斎は汚い茶碗を渡し金を受け取った。
⑩この話が細川家中でもって2人とも偉いもんだという噂がお殿様の耳に入り、高木は目通り許され卜斎から貰った茶碗を御見せすると「井戸の茶碗」であった。お殿様は300両でそれを高木から貰い受ける。
⑪高木は貰い受けた300両を前に清兵衛に半分の150両を卜斎に届けるように頼むが、嫌々清兵衛は行って卜斎に受け取る様に話すが受け取らないのでまた何かかたを差し上げればと説得すると、娘を高木が貰ってくれれば支度金として受け取ろうと言う。
⑫この話を帰って高木に報告すると、母からも結婚のことを言われているので卜斎の娘を貰う決意をする。
⑬さげは、今は裏長屋に住んでちょっとくすんでいますが、こちらに連れてきて磨いてごらんなさいいい女になりますよと清兵衛が高木作左衛門に進言する。「いやー磨くのはよそうまた小判が出るといけない」