
独裁者ヒトラー、読んでみた。時代は世界が帝国主義時代。
芸術家志望だった彼は、才能が認められなかった・・・。
根強い反ユダヤ主義はドイツに極端な民族主義とともに、
ヒトラーを政治結社に活躍の場を与えてしまう・・・、
生粋の演説の才能に加えて、演出家・俳優に発声・効果的手法を学びながら・・・、
国民の支持を獲得していく・・・。その道中の錬金術がすごい。
浮浪者の青年が億万長者になっていく段階は彼の才能だったかもしれない。
その様にして「総統」として完全独裁者になってしまう。
もちろん、取り巻きの有力者をコントロールしながら伸し上がっていくのだが・・・、
この本はヒトラーの錬金術を柱に書かれているので、それなりに彼のことが解るのであるが、
戦争については詳しく触れられていない。
しかし、この時代の戦争終結には共通点がある。
結局、民族主義を大義として敗戦国になってしまったのである。
第二次世界大戦をもって帝国主義は終わったと解釈している。
が、大戦後を振り返ってみると様々な政治背景のもとで戦争は続いている。
西田幾多郎の「世界新秩序の原理」は実現していないのである。
それぞれの独立民族国家が世界平和実現の前に多くの困難に直面している現代・・・、
時代は何を求めているのか、またプログラムはどのようになっているのか、
世界各国の指導者は、このことに気が付いているのだろうか?。