演技の入り方は二通りあると思っています。

例を挙げて説明しますと、

熱血刑事を配役されて演じるとします、

台本の台詞から刑事の人物を作って行く訳ですが、

その刑事の内面を重視して、

演じる役者本人が持っている共通するところを抽出して、

自分と役(刑事)を重ねるようにして表現していくやり方。

もう一つは、刑事の外側から作って行くやり方、

例えば、台本の刑事の癖・身だしなみ・趣味・歩き方・話し方などです。

実際はこの二つを無意識にやっていることが多いのですが、

今年は、後者の役作りを意識して取組んでいってみようと考えています。

徹底的に外から人物を一つひとつ形作っていき、

それを綿密に構築していく作業を通した結果、

その人物の内面まで浮き彫りにされるような演技。

解かりやすい例を挙げますと、パントマイムがそうですね、

言葉を使わずに、動き(外側)だけで人物を表現してくれますね、

上手な人は喜怒哀楽など、内面を深くそして具体的にマイムで演じきります。

外側から役を作っていき内面に到達する。

今年のわたしの目標です。

20代に役者を始めた時、人間や動物を観察することを教えられました。

今改めてそのことが役作りに大きく影響することがよくわかります。

そして、年内にその成果として、

ひとりで10人を演じる劇をやってみたいと思っています。