「原初生命体としての人間」 野口三千三著から抜粋

中身は力んでおらず流動体のままである。それは外からでもよくわかる。悠然として余裕綽々、すっきりと大らかである。突っかい棒や引っ張り網で無理矢理にしがみついて立っているのではない。ふんばるべき脚をもたなくとも、たとえ床に接するのはただ一点であっても、当然立つべき条件をもっているから、立つべくして立っているのである。でっちあげのごまかしで立っているのではない。立つことが当たり前であるから、ただずっとそこに立っているのである。素晴らしい。美しい。これが地球の上に、床の上に、立つということの基本でなくて何であろう。

私見。卵は自然の法則に従って立っています、現代人にとってこの感覚は、案外忘れられています。地球の上に立つ・・・逆立ち(倒立とも少し違います)、頭の一点で逆さまに立つと、この感覚に浸ることができます。