私が初めて宝塚を見たのは、2023年。

宝塚星組公演、1789でした。

 

「1789」

簡単に説明しますと

ベルサイユの薔薇の裏側の物語。

バスティーユ牢獄で何があったのか、それを主人公「ロナン・マズリエ」の目線から追走するという演目です。

 

 

私が今なお敬愛する「礼真琴」さんの主演公演でした

……が。

急病にて休演。

私が見たのは、代役公演でございました。

 

そう。現星組トップスター「暁千星」さんの主役代役の公演の時。

当時は初観劇ということで何もかもわかっておりませんでしたが、幕が開いた時にお隣の方が静かに涙していたのが強く印象に残っております。

 

……そして、私の脳が焼かれてしまったのもこの公演。

 

正直代役であることを事前に言われていなければ、暁さんがトップだよと言われても「さすがはトップスター、演技も歌も凄いなぁ」と信じていたと思います。

堂々とした演技、伸びのある歌声、花のある容姿。

……なお、のちにブルーレイで1789を見て「なんじゃこのバケモンは……!?」と、礼真琴さんに度胆を抜かれるのはまた別のお話。

 

そしてこの公演で、私が目を引かれたのは三名

デムーラン、ダントン、ペイロールの三役のジェンヌさん

天華えまさん、碧海さりおさん、輝月ゆうまさん

トップスター以外で最初に名前を覚えた三名でした。

 

うちデムーランとダントンは、暁さんのトップ代役に伴い、代役の代役という形で移動した役。

そして、無理をしている暁さんを庇おうと、目線を奪おうとする演技が多かったのを覚えています。

ブルーレイで見返して、「あれ?見た演技がないぞ」というシーンがいくつもありました。

ちなみに私はこの時からさりおさんのファンです。

 

あと、多分皆さんが思うだろう感想がありまして

アルトワ伯が媚薬持って迫るシーン

瀬央さんのご尊顔も相まってなのですが

「いや貴方、媚薬要らないでしょ……」と。

演技見ながら、多分この方、本来は笑顔の素敵な愛嬌のある方なんだろうなぁとぼんやり思っていたり。

 

 

そして、もう一つ。

今なお脳裏にこびり付く初観劇時の衝撃。

それは、宝塚歌劇団のレベルの高さの証左を終盤で突き付けられた時でした。

ロケットによるラインダンスを見たときに、これが最低値だとしった時の驚愕たるや。

ラインダンスを踊るのは新入生と聞いていた私は、「ちょっとまって、これが下限ってどういうことだ凄すぎるだろ」と、宝塚歌劇団の練度の高さに圧倒されました。

凄まじい量の練習と、毎日の鍛錬の積み重ね。

それが今この舞台を形作っている、と。

 

 

正直、ミュージカルは苦手だったんです。

1789も最初歌が始まった時、キツいなこれ最後まで保つかな……と思っていたりしたんですけど

杞憂というか

それを超越して存在を、演技を、歌を、全てを叩き込んでくる宝塚という世界に、没頭していました。

終わった時、なぜミュージカルが苦手だったのかわからないほどには。

 

 

そして、今

立派な宝塚ファンの私がおります。

あの時、宝塚に出会えていてよかった。

 

 

そして、ここから一年ほどは、各組を見ながらジェンヌさんを覚える日々。

最初はトップから3番手くらいまで

そして、そこから先は番手を広げ、組長や名脇役を務めあげる玄人ジェンヌさんたちを

 

 

次に見た公演は花組「鴛鴦歌合戦」

一番最初に顔と名前を覚えることとなる、「柚香光」さん主演の公演です

その公演の事は、次の機会に。