ハロウィン優遇もほどほどに | 戦略PRプロデューサー・片岡英彦【公式】ブログ

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私の人生とあまり接点のない行事の一つにハロウィンがある。

自分以外の人が収穫祭として純粋に祝ったり、家族や知人とライトコスプレを楽しんだり、学校関係でお祭りしたり、全国のケーキ屋さんがパンプキン系プディングを販促することは、もちろん全く問題ないし尊重したいのだが、毎年繰り返される、あの渋谷のスクランブル交差点のバカ騒ぎの印象がすこぶる悪い。

バレンタインがチョコレート業界のプロモーション(ステマ?)だったくらいだから、ハロウィンも、コスプレ業界か、スクランブル交差点業界か、あるいは、DJポリス業界か何かの「ステマ」なんじゃないかと、仕事柄、見えない何かの思惑を勘ぐってしまうのだ。

だいたい渋谷署は民間企業のイベントには日本の所轄の中でも最も厳しく規制することで業界では知られている。前に表参道ヒルズ前の歩道でイベントやった時も、代理店さんが渋谷署と原宿署を何度も往復してエラい大変そうだった。往復するたびにエキストラの衣装のラフが地味に規制されていくのだ。ことハロウィンに関しては、なぜにあんなに寛大なのだろう。

そういえば昔(99年くらいか?)スクランブル交差点でサプライズライブ仕掛けたプロデューサーが、執行猶予付きの有罪判決を食らったことがある。実にアッチチな事件だった。渋谷所管内の路上でイベントやるのって、あれ以来、思ってるよりも大変なことなのである。もう誰も言えなくなってしまったのかもしれないが、ハロウィン優遇処置もほどほどにしないと、いつか大きな事故が起こる。明石の歩道橋の事故を思い出す。

今の渋谷駅近辺は、工事、工事ですでに乗客の動線がごちゃごちゃなのだ。埼京線から銀座線に乗り換えるだけでややこしくて涙が出てくる。ビックサイトから外苑前に行くのに、渋谷で埼京線から銀座線に乗り換えるよりも、手前の恵比寿で降りてタクシー拾って並木橋経由で行くほうが早かったりする。年に一度のお祭りよりも地味な日常をどうにかして欲しいのだ。←コレ大事。

というくらいに、私は毎年のハロウィン騒動には心の距離感がある。平成の「ええじゃないか騒動」と呼んで、「みんなこのまま、みんなでお伊勢さんにお参りにでも行けばよい」と、これまでも揶揄してきた。すでに時代も変わり令和になった。もういい加減に、普通に交差点を信号規制して普通に道交法を適応して、取り締まっていいんじゃないだろうか。。。DJポリスは大晦日に正月と花火大会とマラソンくらいで十分だし、来年は五輪も控えている。今風の「働き方改革」すべきである。あと翌日の朝にボランティアがゴミ拾いするというのも、何だかちょっと本末が違う気がする。あれって地域ボランティアの仕事か?

日本人はラグビーワールドカップや五輪やなど大義名分でみんなで何かを応援する時や、クリスマスやバレンタインや、お年玉や敬老の日など、身内や身近な他人に感謝の気持ちを込めて何かを贈ったり、告白したりする系イベントには感情が長続きするが、今のままの渋谷系ハロウィン🎃の、ただ集まってただ騒ぐだけ系だと、次の世代にまでは日本人の心は続かないと思うのだ。あるいは移民中心の祭りにといずれは化すのだろうか。。

ところで、ハロウィン大好きなハンズ系、ドンキ系コスプレマニアの方がいたらゴメンなさい。大抵こういうこと書くと、メッチャはしゃいでいる人が私の周りにいたりして、後から実に気まずかったりする。

など。