マンションの室内で小さな鉢にイタリアンパセリの種を2か月ほど前に蒔いたのが、少しづと大きくなって収穫して味合わないともったいない・・・と言うことで、久しぶりにペペロンチーノをつくることにした。

 

まず・・・下準備・・・

左の写真の奥はオリーブオイルベースのスープを作るためのフライパン、次はパスタを茹でるための鍋、中に水2lに塩大匙1杯が入っている。

真ん中の写真は、茹で上がったパスタをすき上げるトングと網ボール。 トングはフライパンでパスタとスープを混ぜる時にも使います。 お玉はフライパンのオリーブオイルに加えるゆで汁の量を測るために使います。 フライパンのオリーブオイル大匙2杯にゆで汁をお玉で4杯(約200ml)を加えて茹で上がったパスタに絡めます。

右端の写真は、材料のパスタ、ニンニク、鷹の爪、イタリアンパセリ、それになくてもよいのですがベーコン。

そして、塩、大匙、タイマー・・・、タイマーはパスタ(ペペロンチーノ)を作るときに必須の小道具・・・。

 

このように、下準備に材料だけでなく道具も準備するのは、美味しいパスタをつくるための

極意に関係しています。

ペペロンチーノは日本のうどん、蕎麦、ラーメンのように汁を絡めて食べる・・・と言う麺料理ではなく、「味をパスタに浸み込ませる料理」なのです。 パスタを茹でる時に表記されている茹で時間の少し前に上げる・・・などとレシピ本に書いてありますが・・・これは、茹で時間いっぱいまで茹でてしまうとその後の工程、パスタをフライパンで作ったオリーブオイルのスープを浸み込ませる余地が無くなってしまうからです。

道具を事前に準備しておくのも、「ペペロンチーノの極意・味をパスタに浸み込ませる料理」と関係しています。 手際よくパスタを茹でて、オリーブオイルスープを浸み込ませるまで、手際よく料理するために道具の準備もしておくことが重要なのです。 

パスタの茹で上がりの時間が来たのに、トングと網ボールを棚からとりだして・・・茹で時間がオーバーする・・・などと言ったことが起こると美味しいパスタはできません。

「味をパスタに浸み込ませる料理」なので・・・茹でる時の水と塩の量、フライパン中のオリーブオイルとゆで汁の量・・・いずれも重要です。

蛇足ですが・・・フライパンでパスタをオリーブオイル+ゆで汁と絡めるときに「乳化」と言う言葉が使われますが、これは、オリーブオイルとゆで汁を一体化させて、パスタに浸み込ませやすくする・・・と言うことなのです。

 

YouTubeの料理動画でも「NHKのきょうの料理」でも教えてくれないペペロンチーノの極意「味をパスタに浸み込ませる料理」を理解して料理すれば必ずおいしいペペロンチーノができます。 応用編としてアサリやホタテをベーコンの替わりにつかってもGOODです。・・・ひょっとして梅干しを使ったオリーブオイルスープもおいしいペペロンチーノができるかも・・・。

 

最後に今回作ったペペロンチーノ、少し胡椒をかけ過ぎ・・・カナ。

トッピングされているのは焦げるまえに取り出したニンニクをクッキングペーパ上で油抜きしたもの、イタリアンパセリ・・・、見た目はいまいちでしたが、味は町中のイタリアンレストランよりもGOOD・・・でした。