この暑いなか、昨日も居合の稽古に行ってました。
疲れは溜まっているものの、やっぱり、教えられる時は出席して、教える様に心掛けて居ます。
ただ、流石にお盆休みに入って、暑さもまだまだ厳しいので、出席者はやはりちょっと少なめでした。
とりあえず、全体での素振りが終わった後、木刀を取って、組太刀の指導をして居ました。
特に、普段組太刀をあまり出来て居ない人を中心に、指名して、組太刀の稽古をしました。
私は、居合だけしかして居ない人には、組太刀は大変重要な稽古だと思っています。
居合はとかく一人稽古が中心で、相手との間合いを取る稽古が、やや少ない様に感じて居ます。
しかし、試斬にしろ、実際戦うにしろ、最も重要なのは、相手との間合いだと思っています。
そして場面設定を正確に把握する事は、形を正確に理解する事に繋がります。
なので、最初に覚える形をなんとなくでも出来るように成ると、組太刀形式でそれを教えます。
昨日は人数が少なくて、4人程、普段組太刀をあまりやっていない人を中心に、次々呼んでは組太刀していました。
何人も相手にしていると少し疲れましたが、これからも組太刀は強制的にでもやってもらおうと思います。
現在の、表面だけ見ると、古研ぎで引け傷等も有りますが、このお刀が打たれた時代から今日までに過ぎた月日を考えれば、奇跡の様に健全なお方です。
やや軽量ながら、十分斬れそうな迫力のあるお刀です。
【大変健全な古刀】「大摺り上げ無銘」孫六兼元 70.6cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!