昨日も、居合の稽古でしたが、たまたま、支部長さんがおやすみの為、珍しく、私が先導して稽古しました。

 

 私の場合、準備運動は、苦手なので、ほどほどにして、すぐに素振りから始まりました。

 

 普段は、支部長さんの号令に合わせて振るだけなのですが、昨日は、真っ向、右袈裟、左袈裟、私達の流派としての振り方の基本から、抜刀時の注意、納刀時の注意、鍔ににかける指の形まで、こと細かく一つ一つを説明しながら、振ってもらいました。

 

 血振りの時の姿勢、等、それぞれの流派に寄って、作法が決まっていると思いますが、当流の作法を細かく説明し、正面を向いたり、横に向いたりしながら、「この時は、手の位置はここ、切先の位置はこの高さ」と解説しながらやってもらいました。

 

 そして、当流の形を基本の形から、中心の形まで、一通り、審査員の先生は何処を見ているかという観点から、解説しながら、全員で一本一本、何度もやってもらいました。

 

 形をすると、最初の素振り編でやった事が、つい、易きに流れる人が居るので、「ここで基本を思い出してください!」なんて、結構真面目にやりました。

 

 全ての形を、途中で止まって貰いながら、「今、刀の位置はどの位の高さにありますか?」等と言いつつ、皆んなにチェックして貰いながら、進めました。

 

 結局、素振りと形の基本だけで、一時間以上、基本をみっちりやると、こちらも汗だくで、小休止と言いつつ、直ぐに、今度は組太刀の稽古に進みました。

 

 やれとは言ってませんが、昨日は参加人数が少なかった為、全員が相手を見つけて組太刀の稽古に、私も暫く組太刀を何人かとやりながら、自由稽古と成りました。

 

 昨日、参加者が少なかったけど、参加者はついて居たと思います。

 

 基本の「き」からみっちりやる事は、普段はあんまりしてませんでしたから、ちょっと理解が深まったと思います。

 

 こんな日も有って良いでしょう!

 

 

 

 

 

 

長さの割に刀身重量が重く、刀と言うより、鉈に近い感覚です。

太い竹も豪快に斬っていけそうです。

 

【小さな豪刀② 】「無銘」 63.1cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!