(昔の本で見た斬り柄です。当店で納めたのもこんな感じの物でした)

 

 昨晩は、もう1振りアップしようと頑張ったのですが、強烈な眠気が20時ごろから出てきて、なかなか作業が進まないので、おとなしく帰って寝ることにしました。

 

 今日、がんばります。

 

 昨日、少し面白いお客様が来られました。

 

 依頼そのものは替鞘の依頼でしたが、どうやら、斬り柄を使って、商品化をされているようとして居られる様で、プロトタイプを持ってこられていました。

 

 それは、アルミの削り出しで、ネジ留めをして固定をするような形式でしたが、完成したら、使い心地を試させていただくと言うことをお約束してお帰りになられました。

 

 ヤフオクなどで、腰がボロボロの刀を手に入れた方が、簡単に試斬をしてみれるようにと考えられたようですが、発想はなかなか面白いと思いました。

 

 この7年ほどの間で、実は、1件だけ斬り柄を注文されたことがあり、実際に作って納入しました。

 

 よく文献に出てくるリングを噛ませるような形で作成したものでしたが、7年で1件しか注文がなかったことを考えると、果たして商品になるのか疑問は感じました。

 

 しかしながら、買った刀の柄が傷んでいて、試してみれないと言う方は相当におられる事は間違いないので、レンタルと言う形式であれば結構いけるのかななどと思って思ったりもしました。

 

 金属加工が本職らしいですが、いろんな考え方、いろんなアイディアを持っている人がたくさんいるんだと言うことを改めて感じさせてもらいました。

 

 

 

 

 

地肌が大変綺麗で、日本刀入門としてはなかなかの物と思える脇指です。

何より形が気に入りました。

 


【地肌美しい、菖蒲造の脇指】「無銘」 43.8cm 、鑑賞に・拵を付け居合の前差しに!!!