こちらの脇指、先日、、サイズが少しおかしいと思い、先日現物確認に行って、唯一、登録証とは別物と完全否定された一振りです。

 

 登録証では、昭和26年3月と本当に、所謂大名登録の初期の登録証です。

 

 お客様から買取したお刀ですが、長さも反りも若干合いません。

 

 登録証には、各都道府県に元票と言って最初に登録された時の情報がいろいろ書き込まれています。

 

 例えば、鍛え目、刃紋、時代等が詳細に書かれています。

 

 それと合わなければ、「全国照会」と言って、「こんな刀がお宅の教育委員会に登録まされていませんか。」という照会が全国に回されて、そこで出て来る事も有りますが、出て来なくて、「この刀は何者だ!」と言う事に成ると、検査を受けた都道府県から新たな登録証が発行されます。

 

 この登録証のお刀は、既に残鉄として、ヤフオクで販売されるなどして、もうこの世の物では無いのだろうと思います。

 

 しかし、この登録証を持っていた、欲の皮が突っ張った刀剣商は、似たサイズの刀に、この登録証を付けて、「大名登録の由緒正しいお刀ですよ。」と言って刀に詳しくない、素人の人を騙して大枚をせしめているのですね。

 

 まず、直接会ってもいいし、メールや電話でも良いです。

 

 自分が話してみて、これは信用できそうか、ちょっと怪しいかキッチリ版段してから、信用できる所で刀は買いましょう。

 

 それが、最も安く、良い刀を手に入れる方法だと思います。

 

 

 

 

 

大変どっしりとしたお刀で、重ねもしっかり有り、如何にも斬れそうな豪刀です。

少々強引に斬っても、畳表なら、簡単には曲がり難そうなお刀です。

私は、バランスも良いかと思いますが、少し重めだと、それだけで敬遠する方もいらっしゃいますが、慣れれば、形にも十分使えるお刀で、一振りで、何でも出来るタイプのお刀です。

【研ぎ上がり・斬れ味抜群】「無銘」71.4cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!