今、昇段審査の審査項目(案)を作っています。
以前は、基本的に毎年同じ項目をやってもらって「〇」「×」等で着けてもらっていました。
ただ、会員の技術向上を目指して、審査を厳正にする為、4年程前から、いろんな議論がなされました。暫定的に少しずつ試験項目が変えられ、審査用紙も工夫される様になりました。
しかし、その試行錯誤は、コロナの影響で大きく後退しました。
昇段審査や、流派の大会も、出来たりできなかったりで、やむなく、簡易化して、皆が狭い会場に集中しない様に、時間を短縮したり、他の行事と昇段審査を同時にする中で、やや簡易な方法で審査が実施されてきました。
今年、やっと例年通りの流れに戻りつつあります。
しかし、またコロナが流行りだしたりで、実施の可否も少し様子見に成っていました。
その間にも、会則の改定や、教本の改定も進められています。
皆のレベルアップを図っていけるように、いろいろ工夫しようとするのは、役員一同、同じ気持ちです。
ただ、代替え的な試験を続けた為、今年、何段は何をやると言う事の詰めが甘い事態と成っていました。
今回は、事前の周知が不十分であった為、前年同様の試験項目にする事に成りそうですが、次回以降の為に、何段は何をするか、明確に定めたいと、資料作成をしています。
高段者に成れば、何でも言われた事をその場で出来る様でないといけないとは思いますが、甘いかも知れませんが、この段位なら、審査項目はこれで、審査要領はこれだと、示すべきと私は思っています。
審査に落ちて、納得いかずに、他流派に移っていった仲間を何人も見てきました。
そういうのは、もう嫌です。
難しい事ですが、誰もが結果に納得できる審査方法を確定させるまで頑張りたいと思います。
身幅大変広く、長寸で、斬れ味も抜群です。
長寸故に、仕入れ価格も、研ぎ代もやや高くついてしまいました。
ただ、池田美術らしい一振りと思っています。