今日は、朝から、京都刀剣市に行ってきました。

 

 当店は、出品して無かったのですが、梅花皮鮫をお願いしていた柄巻師さんの出しておられるブースに商品の受け渡しに行ってきたのです。

 

 もう、ずいぶん昔に一度行った事はあるのですが、こういう仕事を始めるずっと以前の話でしたので、どういう風にやっているのかを見たいと言う思いもあり、行ってきました。

 

 ところが… . 通常、当店のすぐ目の前を走っている高速道路に飛び乗れば1時間もかからないで行けるような場所なのですが、ものすごい渋滞で、3時間もかかってしまいました。

 

 駐車場は満車表示が出ていましたが、何とか入ることができて、止めることもできました。この点、軽四は楽です。

 

 そして、あちこちウロウロとしながら、会場に向かいました。

 

 同じ建物で、「全国居合道大会」と言うのをやっている関係もあり、紋付き着物に仙台平の袴と言ういでたちで、前差しをさして歩いている方が多数闊歩していました。

 

 そしてその建物の一鶴にある刀剣祭の会場にやっとたどり着きましたが、大幅な遅刻をしてしまいました。

入ると、ほとんどが1度は市で顔を合わせている方ばかりなので、一件一件挨拶をしながら、サメをいただく予定の方のブースにたどり着きました。

 

 この鮫、いくらかかったと思いますか?

 

 長さは85センチほどあります。

 

 2尺5寸の刀身でも、梅花皮鮫の総鮫の鞘が作れます。

 

 実に20数万円かかりました。

 

 あくまで、鮫1枚の御値段です。

 

 拵の依頼は、キャンセルとなっていたので、無理をして買う必要は無かったのですが、これだけの大きさの梅花皮鮫はそうそう見つけられるもんでもなく、私自身大変興味があったのでお願いをして分けていただくことにしました。

 

 しかし、15時過ぎには、来客の,予定が有ったので、行きの混雑を考えると、蜻蛉返りに車を飛ばして、帰ってきました。

 

 何があるかも分からないので、兎に角、事務所近くまで帰ってから、マクドナルドに行って、ドライブスルーで、ハンバーガーを買って、事務所を片付けつつ、食べて、何とか、お客様に間に合わせてる事が、出来ました。

 

 東京から、大阪に来る用が有ったそうで、ついでに、当店に寄って下さったそうです。

 

 

(例によってお客様のお土産が、当店のおやつに成っています)

 

 奥様も一緒にこられて、2人で試斬が出来るようにと、1振りの刀をお買い上げいただきました。

 

 奥様も、当店の前で刀を振ってみて、あれがいい、これがいいと言いながら選ばれていました。

 

 まだ、欲しい刀はあったようですが、今日はこれだけと言うことで一振りその場で買っていただいてお帰りになられました。

 

 とっても忙しい1日になりましたが、とりあえず、「京都刀剣市」の雰囲気も分かりましたし、刀も販売できたので、まずまず良い1日となりました。

 

 以前にも、当店で妹さんが刀を買っていただいたそうで、そのお刀の研ぎも依頼をいただきました。

 

 朝からバタバタでしたが、実りある、一日に成りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寸やや短めですが、動きのある演武であれば、十分技も大きく見えると思います。

大変健全な刀身を研いで斬れ味良く仕上げています。

扱い易く、長く使えるお刀でお買い得な一振りと思います。

【研ぎ上がり・斬れ味良し】「無銘」67.3cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!