居合刀 練武刀 池田美術モデル 孫六仕様(入門者から高段者まで、十分使用可) (2尺3寸)

 

模造刀【幕末シリーズ】 土方歳三

 

 少々微妙な話ではあるのですが、広い意味では、居合刀は、居合の稽古に使う刀全てを居合刀と言うことがあります。

 

 つまり、真剣も含めて居合に使う場合は全て居合刀と呼ぶ場合です。

 

 模造刀は、広い意味では、真剣ではない刀の事で、一般的に言われる、稽古用の居合刀も含めた、真剣以外の刀の事を言います。

 

 ここでは、狭い意味で、真剣ではなく居合の稽古に使う居合刀と、お土産物屋さん等で、販売されて居る飾り物としての模造刀の違いについて説明します。

 

 何よりの違いは、刀身の強度にあります。

 

 居合刀として売られているお刀は、かなり丈夫で、少々振り回しても、何をしようが、簡単に折れると言う事はありません。

 

 それに対して、模造刀と呼ばれる物は、居合の高段者が全力で振って、力ずくで止め太刀などすれば、一発で折れてしまいます。

 

 結構危険です。

 

 では、なぜそのような違いが出るのかですが、どちらも基本的には亜鉛系の合金であることには違いがありません。

 

 ただ、主にはその合金の中でのアルミの含有量の違い。

 

 それとどちらも型に流し込んで刀身を作るのですが、模造刀の場合はその時に圧力を加えて一気に充填するのに対し、居合刀と呼ばれるものは、自然に流し込んで自然に固めると言う感じになります。

 

 亜鉛系の合金でも、その中のアルミの含有量が多くなると、刀身の強度は格段に上がります。

 

 そして、型にはめる時、圧力をかけると、その合金が固まる過程で中に微細な気泡が出来やすく、その気泡のために強度が落ちてしまいます。

 

 圧力をかけずに鋳型に流しこんな場合は、中に小さな気泡が出来難いのです。その結果として、非常に強い刀身が生まれます。

 

 ただ、アルミの含有量を多くすると、重さはむしろ居合刀が軽くなります。

 

 逆に、アルミの含有量の少ない模造刀は重量が重くなります。そこが大きな違いです。

 

 居合の稽古で使う場合は、必ず居合刀と表記されているものを使ってください。

 

 お土産物屋で売ってるような模造刀では刀身が簡単に折れるため非常に危険になります。

 

 新たに購入する場合は、はっきりとそれが書いてあるのでわかりやすいのですが、友人からもらったりヤフオクなどで購入した場合、どちらかわからなければ、居合の高段者の方か、居合刀を扱っているお店で確認をしてもらえばすぐに見分けてくれると思います。

 

 1人で稽古をする場合はまだ良いのですが、他の人と共に稽古をする場合、刀身が折れやすい模造刀の使用は大変危険なことになりますので決してしないように注意をしてください。

 

 稽古は、安全に致しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別に、刃切れ等決定的な欠点がある訳ではありません。

ただ、長さが短いのと、焼き刃が甘く、斬る時の強度に問題が出る可能性があると、私が勝手に判断しただけです。

それでも、使用上の問題に繋がりかねない懸念のある物を、当店では、通常の価格で販売をする気には成れません。

それでも、安価で本物の日本刀が欲しいと思われる方には、十分なお刀かと思います。

図鑑に載っている名刀より、毎日振れる、「マイ真剣」は、大変愛着が湧いてきます。

いずれお金を貯めて、有名刀匠のお刀を買うまで、この刀を毎日振って居れば、終生手放せない一振りに成ると思います。

【訳あり特価】「無銘」61.7cm 、鑑賞に・日本刀入門として!!!