明日の日曜日、昇段審査を受けるため、アメリカ支部のユタ道場から、9人の方が来られています。
審査は、夕刻から、京都支部において実施されることになったようですが、その前に肩慣らしをしたいので、昼間稽古をしている私達、誠和会で稽古させてもらえないかと、理事長より申し出がありました。
もちろん、歓迎の旨返信返答しましたが、話の流れで、誠和会の稽古が終わった後、私のお店に立ち寄ってから京都支部に行くことになりました。
「9人も入るスペースが、無いな〜」と思って、今日、一日掛かって、片付けました。
「鍔を見たい。」との要望らしいので、時代の鍔を整理すると、出るわ出るわ、「こんなにあったかいな。」と思う位出て来ます。
うちの場合は、基本的に、鍔単体で販売することを想定して鍔を買って来ていません。
どちらかと言えば、拵えを作るのに時代の鍔の方が決まる場合が結構あるので、それ用に買ってきた鍔がほとんどです。
それでも、中には保存刀装具の鑑定の付いた鍔も何枚かあり、自分でもびっくりする程出て来ました。
写真以外にも、未だ、かなり有りましたが、流石に出すのに疲れました。
以前、金具を多数出していた時期があり、それなりに「売れる」とは思ったのですが、この所は、人手不足で、刀装具の販売にまで、力を注ぐことが出来ませんでした。
まだまだあるので、何とか時間を作って、もう少し真面目に売らないといけませんね~。
元は昭和の軍刀です。
柄を機関銃の様な物で打ち抜かれたと見えて、茎の途中から折れた様に成っています。
ただ、こうやって、今風の拵に入って研がれたと言う事は、持ち主は生還されたのだと思います。
戦争の記憶はどんどん風化していきますが、歴史の資料として十分価値ある一振りだと思います。
刀身は、近年、研がれたと見えてかなり綺麗です。
【貴重な歴史の資料】「小嶋則道」 65.6㎝ 、鑑賞に・居合刀として!!!