当店で販売している、現代刀装具の鍔ですが、当店の場合、金具だけでも販売しているので、取扱いの殆どの種類の鍔を在庫しています。
そこで悩むのは、錆対策です。
最近の鍔は、一部の廉価版を除けば、鉄地に錆付け仕上げの物が殆どなのですが、これが、結構錆に弱くて困っています。
気付いた時は、錆び取をして、油で揉んで綺麗にして出荷してますが、気付かず出荷して、お客様から苦情をいただく事もあります。
物によりますが、赤錆びが直ぐに発生する場合も、稀ではありません。
焼き付け塗装より、錆付けの方が高級感もあるし、後々錆が味に成ってくるのですが、商品としてお客様に提供する場合は、最初は綺麗でないと問題です。
いろいろ悩んで、メーカーに、どうやって保管しているのか聞いてみると、出荷までは油の中に漬けて置いて、注文が有れば、取りだして、油を拭いて出荷しているとの事でした。
「やっぱりそうなんだ。」と納得です。
今後、当店からのオーダーには、油を完全には拭き取らず、半分湿ったままで出荷してくれるようお願いしました。
当店から出荷する時に拭き取る様にします。
在庫管理もなかなか大変です。

小袋に入れて保管していても、ちょっと経つとこうなります。






室町時代後期の加州刀です。
疲れ無とは言いませんが、十分に使える状態です。
ほぼ、定寸有って、手持ちも軽く、刃も十分に立っています。

【戦国の始まりに】「則光」 69.6㎝ 、鑑賞に・高級居合刀として!!!