Katame'sLife -18ページ目

秋、無情ノ雨ト人ノ別レ

普段そうならない分
落ち込んだ時はドップリと深い
酒とタバコ以外は口にするのも面倒になるし
目を閉じると逆に覚醒する為、床に就くのさえ嫌になる
大抵の場合はこれに何もやりたくねぇ病を併発する
落ちた心が物事全てをマイナスに映し
無意識に人を避け無意味に考え込む同時に行動力が鈍る
そして雨って野郎は落ち込んでる時ほどよく降りやがる
まさに今がそんな状態だ

1度きりの人生である
人に何を言われようと俺がルールだと胸を張って生きたい
そう思って邁進しているけれど
きっとそんな奴はいつかその胸を刺されることだろう
まぁそんときゃそれで構わねぇさ
だって俺は人に怒られるのが命を失うことよりも嫌なのだから
もちろんそんな覚悟で生きてるのだから怒るのだって嫌に決まっている
だけど俺の歩くところに気に入らない奴が多すぎて
気に喰わない事件も多発している為
意に反して怒りの場面がかなりある
別に運転中以外は気が長いほうだし
決してクレーマーなどの類ではないはずなので不思議だ
感情を前面に出して怒っているときはそれでいいけれど
後が嫌だ冷静に考えられる状態になると決まって後悔するから

俺はたくさんバイトをした、そのバイト先々でたくさん嫌な思い出がある
意外にも俺はどんなくだらない仕事に対してもマジメに取り組む為
すぐに頼れるバイトマンに出世する
石井くんは何でもやってくれて助かるよ
今まで続いたバイト先では、ほぼ全ての場所でこう言われた
でもその全ての仕事を同じ理由で辞めている
"怒られてムカついたから"ごくシンプルに言うとこれだ
怒られるのが初日だったら初日で辞めたし
1年後だったら、1年分の評価をすべて捨てて辞めた
振り返ると間違いなく何かで怒られたことをキッカケに辞めている
そんなコンニャクみてぇな脆い意思で社会を生き抜いている俺だから
彼の気持ちもわからんではない
詳しくは書けないけれど
俺としては全幅の信頼を寄せていたプログラマーが
突然仕事を丸投げしてバッくれた
仕事の分だけ評価されるのは理想だけど現実にはありえない
会社は奉仕の給料を払うわけじゃなく
利益を上げる為に給料とゆう名の投資をするのだから当たり前だ
それでも俺は自分の取り分より高い給料を彼に払っていた
結果おととい言い訳じみたメールが1通
俺のケータイに入っていただけでまったく連絡が取れない
メールって便利だ、口じゃ絶対に言えない言葉も言えてしまうし
相手の目を見なくていいから気軽に嘘もつける
受けた側に意思がない限りは消えも壊れもしない
彼から貰ったそのくだらないメールをなぜだか俺は消せずにいる
俺にも会社にも不満があったわけじゃありません的な
無責任な文の羅列のあとに○○さんとは一緒に仕事できませんと
上司ではないけど彼の先輩にあたる社員に対してのことが書いてある
ショックだった、会社の為に生きてる人間なんていないのだから
いつか別れがあるのは当然だけど彼とはもっと一緒に仕事をしたかった
そのあたりで今回はズドンと落ち込んでいる次第だ
別に利益どうこうじゃない
こうゆう辞めかたをする社員がでることがショックで仕方ないのだ
自分が嫌な思いをした分
仕事場では決して怒ったり嫌味を言ったりしないようにしていた
そもそも俺は楽しい職場を作る為に会社を造ったのだ
言い換えれば
自分のペースで誰にも怒られず仕事ができる場を造ったとゆう事
俺が思っていただけで
どうやらそれはまだ実現できていなかったみたいだ
彼の件をキッカケに5人いる社員と2人のアルバイトと改めて話しをした
何人かにそれぞれ嫌な上司や苦手な同僚がいるとの事だった
俺はまだまだ未熟だ
別段、熟れて腐って終わるなんて人生はクソだと思うから
成熟するつもりもさらさらないが
ある程度は考えを変えていかなきゃいけないのかもしれない
そう思うとさらに憂鬱だ
ここ数日色んなことを考えた
他人に幸せでいて欲しいなんて安っぽいことは思わないが
辞めた彼が不幸の渦に飲み込まれるのも嫌だ
去るは構わずと言えど俺は機械じゃない
やっぱり彼の今後が気がかりでしかたないのだ
きっと今頃は昼ビールを飲んでたっぷりと寝てってゆう
自由を謳歌していることだろう、だけど絶対にモヤモヤは消えないし
後から辛く落ち込むことに違いない
だからもし考えた末に万が一彼が戻ってきたくなったときには
俺は何も言わず1度だけ門を開けてあげようかと思う
血も涙もないドライな人間かと思っていたけど
俺にもその両方がすこしだけ流れているんだと知った
我ながらかっこ悪すぎる
昔、俳優の養成所時代にマンウォッチングをしなさいと習って
独り静かに黙って物事を見つめる
その意外な楽しさに目覚めた時期があった
黙っていることは楽だ、おしゃべりな俺でもそのくらいはわかってる
ケンカっ早い俺だって黙っていればトラブルをおこさないし
場の空気を乱すことも絶対にない
俺はその頃、急激におとなしい人間になっていた
ついその前まではヤンチャな猿だったのが嘘のように…
人の観察はおもしろい
のぞき心をくすぐられる
もちろん本当にのぞきをしたわけじゃなく
道行く人や同じ店で食事をしていたり買い物していたりって人を
バレないように見つめていただけだったけど
悪さをしているようで変にワクワクした
一歩退いて見てみれば、みんなのことがよくわかる
自慢話ばっかりしてる人がいる
笑ったあとに淋しそうな顔をする人がいる
無理して他のひとたちのノリに合わせてる人がいる

ウソをついてでも自分に興味を持ってもらいたいと思ってる人がいる
俺は友達との会話の中でもニコニコ相槌を打ちながら
そんなことばかり気にするようになっていた
困ったことにだんだん嫌な部分も見えてくる
楽しく喋っているのに別の人に目くばせして変な顔をしたり
席を外したときに悪口を言ったり、醜いもんだ
こうゆう場面は少なくない
それまで気が付かなかった人の表裏に敏感になってしまった俺は
その時期、人と深く付き合うのが本当に怖くなった
それでも人間不信になったわけではない
友達がいないなんて、人生において
すごく孤独でつまらないことだと分かっていたから
そんなふうになぜだか嫌なところばっかり見つけてしまう不便なタチの為
最近はあまり人を直視しないようにしている
そしてプライベート以外では無感情を貫こうと心掛けている
だけど
生きていく上でそんなことはできやしないこともホントはわかってる
俺に美しい人生はどうやら送れそうにないってこともだ
沢山の形の山に出くわして七色の壁にぶつかりながら生きねばならない
そのたび悩んで、ぶつかって転んで傷つきながら生きていくに違いない
突き詰めて未来を考えていけばポジティブシンキングできる人なんて
きっといないはずだ、だけど自分をだまして現実と向き合うしかない
生きてく上で自分につくその嘘は必要悪であって美徳でもある。

いきなりだけど
俺は愛するひとには笑っていてほしい
これは別に他の卑しい考えがあるわけじゃないから恥も外聞もなく言える事で
俺は決して愛うたフェチでもフェミニストでもない
恋って言うと報われなかったときに失うをつけなきゃいけないので
恋とは言わないけれど大事にしたい出会いがあって大切に思うひとがいる
その子にもいつも笑っていてほしいんだ
だから能天気にアホなことばっかり言ってる俺しか見せたくない
できれば楽しい話以外は一生したくない
泣くときは柱のかげで泣くし
なにがあろうとラフメイカーでいたいと思ってる
そう思ってるからこそ今は引きこもりたいんだ
できれば優しいその子の声が聞きたいけれど
あいにくハイセンスな冗談が浮かばない
天才の俺様もやっぱりまだまだだ

何もやりたくねぇ病は医学においては
どんな学名で呼ばれるのだろう
処方箋がほしいけれど困ったことに
医者にも行きたくない
ただ長年この病と闘っているとそれなりに対処法が身につく
雨が上がるのをジッと待つのだ
そして時期がきたら当てもなく歩いてみる
当てがないから本当に疲れるまで歩ける
そうすると果てはバカみたいに昨日を忘れて
アホみたいに粋な考えで明日を迎えられる
さぁ空も青くなってきた
あの子を笑わせるネタを探しに行こう。