【 切り抜きを頼りに受診する人々 】
ヘバーデン結節なんて名前は知らない。
だけど、
自分と同じ指の写真が写っている。
.
『ここに行けば治るんだ!』と思い、
フリーペーパーで見つけた切り抜きを
大切に持参して、見せてくれました。
.
これまでヘバーデン結節は、
治らない、諦めるしか無いと言われてきた
手指の痛みと変形の病気です。
.
しかし、富永ペインクリニックでは、
内服治療、マッサージ療法などを組み合わせ、
治療開始2ヶ月で痛みが半減するほど、
治療成績を向上しています。
.
私は、よく、この状態を
結核に例えるんですね。
.
昭和30年代に、結核治療薬
ストレプトマイシンが開発されました。
.
それまで安静と栄養療法しかなかった
肺結核症が、薬で治せる病気になった
きっかけの薬です。
.
大学生の頃。
恩師である勝沼先生が、
よく話してました。
.
『調子が悪い結核の患者さんに、
ずっと夜通しつきっきりで診る
医者が名医なんじゃないんだな。
.
さっとストレプトマイシンを打って、
さっと帰る、これが名医なんだよ。
.
分かるか?
.
医者は新しい知識を常に勉強して
最適な医療を提供すると心得よ。
.
そして、結核なんだから長期戦だろ。
明日に備えて英気を養い、
明日もベストな治療をするんだ。
.
長々と寄り添っても、
周りから見たらいい人に見えるだろうが、
そんなのは医者じゃない。
.
結核に効くストレプトマイシンの存在を
(それが日本に入ってない段階で)
知っているかどうか、
それが名医なんだよ。』と。
.
当時、都市と地方の医療格差は激しく、
『ストレプトマイシン』を
知っている医者と知らない医者が
存在していました。
.
ストレプトマイシンを知っている
医者にかかればいいけれど、
.
同じ時代でも、
その存在を知らない医者にかかれば、
やっぱり安静と栄養療法しか
受けられなかったんですね。
.
ヘバーデン結節も、その過渡期にあり。
.
今でも、日本中で
『加齢のせいです。手を使わないで。』
.
こんな指導のまま、
治療を諦めさせられている人は
少なくありません。
.
だから、松山まで
フリーペーパーの切り抜きを
大事に握って来院されるんです。
.
ヘバーデン結節は、
手指の痛みと変形を主要症状とする
難治性疼痛の病気です。
.
お気軽にご相談下さい。
オンライン診療なら、全国対応です。
ポチっとおしてね↓
■富永喜代プロフィール
ーーーーーーーーーーーーーー
医療法人TMC(Tominaga Medical Communication)理事長。
富永ペインクリニック院長。医学博士。産業医。
465gの赤ちゃんから104歳の高齢者、
FIFA日本サッカー代表などのプロアスリート選手など、
(通常1日2人のところ)1日平均12人、
2万人超の臨床麻酔実績を持つ。
YouTube 総再生回数 5900万回突破。
チャンネル登録者数 26万人。
SNS総フォロワー数 42万人。
経済産業省
『平成26年度健康寿命延伸産業創出推進事業』を
委託されるなど、痛み最新医療のリーダーとして
注目されている。
確かな腕とユニークなキャラクターが人気を呼び、
NHK「おはよう日本」
TBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」、
などのテレビ出演多数。
肩こり改善メソッドの処女作
「こりトレ」(文藝春秋)は10万部など、
累計 95 万部の著者である。