日英通商航海条約 陸奥宗光と条約改正 | 片桐あきひろオフィシャルブログ

日英通商航海条約 陸奥宗光と条約改正

外務省外交史料館で「日英通商航海条約 陸奥宗光と条約改正」特別展示が行われることが決定しました。

これは条約調印130周年を記念して開催されるものです。

この条約改正により、わが国の領事裁判権の撤廃となり、明治政府の悲願であった条約改正が大きく前進することになります。

 

開催期間は令和6年7月12日から8月31日までの期間ですが、この特別展は和歌山県で開催される「龍馬World in和歌山」大会に合わせて開催してくれるものです。

2年前から外交史料館に働きかけを行い、今回の「龍馬World in和歌山」大会と同時期に開催してくれることが決まったのです。

 

令和6年は「日英通商航海条約」が改正されてから130年の節目の年に当たることから、和歌山県を拠点として活動している「紀州宗光 龍馬会」は「龍馬World」大会の誘致を目指してきました。

2年前に全国龍馬社中役員会で「令和6年の開催県を和歌山県とする」と決定していただき準備を進めてきました。

 

令和6年に和歌山県で開催する意義は、和歌山県出身の陸奥宗光外務大臣が「日英通商航海条約」を改正してから130年目に当たることを「紀州宗光龍馬会」は知っていたので、「不平等条約改正の記念の年に、故郷の偉人陸奥宗光外務大臣を輩出した県として何としても開催県にならなければならない」と誘致を進めたのです。

 

そして本年夏、和歌山大会を開催しますが、サブタイトルとして「不平等条約改正130年は、坂本龍馬と維新志士達の祈願達成130年です」とし、加えて「不平等条約改正(日英通商航海条約)130周年&陸奥宗光伯生誕180周年記念」としています。

 

このタイトルから「和歌山県は気持ちが入った誘致活動を行い、大会誘致を実現させた」ことを理解していだけると思います。

大会誘致活動において「『日英通商航海条約』改正は坂本龍馬と維新の志士達の悲願であり、龍馬の意志を受け継いで悲願を達成した陸奥宗光外務大臣の故郷である和歌山県で大会を開催することが望ましい」と訴えてきたのです。

 

ですから今から2年前に、令和6年の「日英通商航海条約」改正130周年に向けて大会準備を進めてきたのです。

ようやく外務省外交史料館で特別展示が開催されることを発信できることを嬉しく思います。

 

ところで和歌山大会開催に向けて働きかけたのは、外務省外交史料館以外にも神奈川県立金沢文庫と和歌山市立博物館があります。

三者とも「紀州宗光龍馬会」からの「陸奥宗光外務大臣が不平等条約改正を成し遂げたことの意義」を聞いていただき、その歴史的偉業を「令和6年に特別展示をして発信しなければならない」と理解を示してくれたのです。

 

そして令和6年の「龍馬World in和歌山」大会の開催に合わせて企画展を実現してくれたのです。

 

既に金沢文庫では令和6年3月22日から5月19日までの期間、特別展として 「国宝文選集注といただきもの!?」を開催してくれました。

ここでは陸奥宗光伯の7つのノートを始めとする貴重な展示をしてくれました。

 

和歌山市立博物館では令和6年7月6日から9月8日までの期間、夏季企画展「陸奥宗光伯生誕180周年記念」として「陸奥宗光と和歌山-宗光を支えた紀州の賢人-」の開催が決定しました。

 

そして外務省外交史料館では令和6年7月12日から8月31日までの期間、「日英通商航海条約 陸奥宗光と条約改正」特別展示が開催されることになりました。

 

全国の皆さんには「龍馬World in和歌山」大会にお越しいただくと共に、和歌山市立博物館と外務省外交史料館の特別展示を鑑賞いただけるようお願いいたします。

「日英通商航海条約」改正を陸奥宗光外務大臣が成し遂げたことで坂本龍馬を始めとする維新の志士達の思いが実現し、近代国家への道のりを歩み始めたことを知って欲しいのです。

 

三か所とも働きかけなければ実現できなかった凄い特別展であり「紀州宗光龍馬会」が働きかけて三か所で実現できたことは奇跡だと思っています。