小学4年生の話 | 片桐あきひろオフィシャルブログ

小学4年生の話

土曜日に開催した「和歌山ぶらくり会」における「宗光と龍馬 未来への伝言」の卓話を聴くために、母親と会場に来てくれた母親と小学校4年生の子どもが僕を訪ねてくれました。

連絡をいただいたのですが、まさか訪ねてくれるとは思っていなかったので嬉しく思います。

 

母親からは

「片桐さんにお礼を言いたくて、お忙しい中、申し訳ないのですが来させていただきました。

片桐さんの講演を聴いた娘がとても喜んで『幕末』と言う言葉を使うようになりました。

娘は歴史小説では『徳川家康』を読んでいますが、片桐さんの話を聴いて坂本龍馬や陸奥宗光が活躍した幕末に興味を持ったようです。

特に娘は陸奥宗光の名前は知っていたのですが、何をした人なのか知らなかったので、凄く勉強になったようです。

陸奥宗光が和歌山県出身であることも興味を引いたらしく故郷の偉人のことを調べたいと話しています。

それにしても片桐さんは凄いと思います。

私が聴いても分かりやすい話で惹きこまれたのですが、娘も話を楽しんで聴くことができたと話しています。

子どもは誰でも同じだと思いますが、興味のない話やおもしろくない話の場合『もう帰る』だとか『退屈になってきた』と平気で私に言います。

今回の卓話も『子どもには難しいかな』と思いましたが、意外なことに娘は片桐さんの話を聴いていました。

90分の話でしたが、最後までずっと聴いていたのです。

『帰る』だとか『退屈』とは一切言わずに熱心に聴いていたので驚きました。

帰りの車の中で娘に聴いたのですが『片桐さんの話はとても分かりやすかった。

もっと聴いていたいと思いました。幕末の歴史に興味を持った』と話してくれたのです。

私も話を聴いていて『90分は短かったな。もっと聴いていたかった』と思いましたが、娘も同じ感想を伝えてくれました。

退屈させないで惹きこんでいく片桐さんの話のテクニックは凄いと思いました。

でも片桐さんと話していると、テクニックというよりも人柄と話し方が惹きこんでいく要因だと思います。

そのことが子どもにも分かるのでしょう。

子どもにとっても片桐さんは親しみやすく、話に惹きこまれていく人柄だと思います。

先ほどテクニックと言いましたが、そうではなくて天性のものだと思います。

90分間も小学生に難しい歴史の話を飽きることなく惹きこんでいける人はいないと思います。

幕末を知らない人にとっては難しい話だったと思いますが、小学校で幕末を習っていないので知識はそれほどない子どもに聴かせ、関心を持たせ勉強に導けることは凄いと思います。

こんな人は他にいませんよ。

そしてもっと凄いことに氣づきました。

片桐さんの話は歴史というモノクロの色彩を現代に生きている私達にも分かるようにカラーにして伝えてくれていることです。

坂本龍馬も陸奥宗光もその生きた時代を私達は知りませんが、片桐さんは幕末の出来事を現代に続いていることや現代の価値とつながっていることの対比を上手にしてくれるので、彩を鮮やかにしてくれます。

写真や雑誌はカラーの方がモノクロよりも見やすいように、歴史の話をカラーにしてくれるのです。

だからとても聴きやすいし、偉人が活躍した様を現代に活き活きと蘇らせてくれるのです。

私も先生の話や政治家の話をたくさん聞いてきましたが、カラー仕立ての話を聴いたのは初めてですし、子どもが興味を持って飽きることなく最後まで話を聴いたのも初めてでした。

子どもは陸奥宗光のことを調べたいと話していますし、幕末の歴史を学びたいと話しています。

そして今日、片桐さんに会えると聴いて、とても楽しみにしていました。

時間を作ってくれてありがとうございます」

と話してくれました。

 

 

僕は子どもさんに向かって

「この前は話を聴いてくれてありがとう。楽しかったと聴いたので嬉しく思っています。次はもっと理解できるように分かりやすく話すから、聴いて下さいね」と話したところ、「うん」と頷いてくれました。

 

「宗光と龍馬 未来への伝言」の卓話を終えた時、大事な役割を果たしたようにとても気持ちが良くなりましたが、今日の感想を聴かせてもらって、さらに気分が良くなりました。

 

小学生が聴いてくれること。しかも興味を持って聴いてくれたことに加え、読書や勉強につながっていることを嬉しく思います。

ご丁寧に、お礼と挨拶に来てくれたことに感謝しています。