わかうたコンテスト | 片桐あきひろオフィシャルブログ

わかうたコンテスト

第2回「わかうたコンテスト」が開催され、昨年に引き続き今回も審査員として参加しました。

今回のコンテストのテーマは和歌山県の公式キャラクター「きいちゃん」です。

「きいちゃん」をより身近に、親しく感じられる。そして登場曲として使えるような歌を募集したところたくさんの応募があったようで、事前審査を通過した12組が本日の決勝に進みました。

 


どの作品も「きいちゃん」と共に故郷への愛が強く感じられ、歌詞から感じられた言葉がありました。

それは「希望」「優しさ」「思いやり」「愛着」「故郷ヘの誇り」「日本で一番の県」「自然」「信仰」などです。

いずれも和歌山県を表す代表的な表現であり、郷土愛が強い県民性を示すものです。

4人の審査員全員が「和歌山県に強い愛着を感じる歌ばかりです」「どの県でも同じだと思いますが、和歌山県は故郷への愛着が強いですね」など審査において感想を話し合ったほどです。

応募作品の歌詞の中から故郷を想う気持ちを感じる一部を引用します。

 

  • 「和歌山ワンダフル 青い山と世界遺産」
  • 「和歌山 自然がいっぱい 夢がいっぱい ええとこあらいしょ」
  • 「和歌山を愛している気持ちが いつまでも変わらぬように」
  • 「大好きが溢れている和歌山で」
  • 「地元のいいとこ 伝えたい」
  • 「全部伸びしろ 可能性 宗光 熊楠 治世の光」
  • 「大地を翔け 天へ導く 恵もたらし 命よみがえる」
 
いずれも和歌山県への愛に満ちた歌詞です。
最初の歌から最期の歌まで、楽しく、歌詞とリズムを味わいながら聴かせてもらい、点数をつけさせていただきました。
みんなの歌が素晴らしいものだったので点数をつけるのは辛い作業でしたが、結果が必要なので4人の審査員で点数をつけて合計点を集計しました。
そこに会場に応援に来てくれた方々の投票点を加算してグランプリなどの賞を決めました。
 
 

審査に先立って歌のコンテストで重要なことを聞いてきました。
それは次のような基準だそうです。
 
  • 「歌い出しが大事です。歌い出しが『凄い』と思わせる歌は良い歌です」
  • 「上手なだけではなく、心に訴えてくる歌が良い歌です。上手下手ではないのです。訴えてくる歌が良い歌です」
  • 「歌には歌う人の人生が出てきます。迫力や魂、叫びや優しさなどを感じさせる歌が良い歌です」
 
以上のようなアドバイスがありました。
これは歌だけではなく生き方の基準になるようなものさしです。

さてコンテストには県内各地はもちろんのこと、埼玉県や名古屋市からの応募があり決勝大会に挑んでくれました。
リハーサルと審査員の打ち合わせは午前11時30分から。
コンテストは午後1時から4時30分まで。
審査結果発表から表彰式までが午後5時過ぎとなりました。
 
審査結果でグランプリは「かつまたばれんファミリー」の「ワンだふる! きいちゃん」。
 
 
審査員特別賞は「円香」の「みんなの心に きいちゃん」に決定しました。
 
 
どの作品が表彰されてもおかしくない程バラエティに富んでいて基準が難しい一面がありましたが、この二つの作品は審査員も参加者投票でも一致して一位、二位でした。

出演者と主催者のお陰で、「きいちゃん」に係る12曲の和歌山県愛に満ちた歌を聴かせてもらえたことに感謝しています。

ところでグランプリを受賞した「かつまたばれんファミリー」は埼玉県から来県して決勝戦に出演してくれました。
動機は「きいちゃんがとても可愛い」「和歌山県のことを調べるとなんて良い県なんだろう」と思ったことです。

この歌が流れる故郷愛に満ちた和歌山県でありたいものです。