県政報告 | 片桐あきひろオフィシャルブログ

県政報告

「青年・女性研修会」で県政報告をさせてもらいました。

今回の研修会は「生活や仕事に役立つ情報」を学ぶ機会が目的で、その一つとして「県政について」の話をすることになったものです。

県政報告の趣旨は次の通りです。

 

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「皆さん、こんばんは。

今日の研修会は皆さんが県政に関心を持ってもらうことを願って話をします。

今、主催者挨拶であったように、今春のわが国の経済は株高と賃上げムードがあり期待感が高まっています。

 

政府と日本銀行は金融緩和政策を継続させていることから、企業の投資や活動が活発で好決算のところが多くなっているようです。

物価はインフレ傾向があるものの、賃金が追い付いていないので今春の春闘には大いに期待すべきです。

賃金がインフレに追いつかなければ実態経済は上向かないばかりか円が外国に流出していくので、資金が国内で循環しないことになります。

 

一方アメリカは切り上げを継続していますが、好景気でありながらインフレを抑制できている経済状況になっています。

アメリカは金利が高いことから世界の資金が流入しているので株価が高く、この資金がアメリカ経済を支えています。

 

日本が金融緩和策を継続すれば資金はアメリカに流れますが、利上げをすると企業活動に歯止めをかけてしまうので、日本経済にとって良くない状況となります。

インフレに向かえば金融引き締めが必要となりますから、今年の金融政策次第で経済が失速する恐れがあり難しい局面だと思います。

今年後半は不景気になるという予測もありますが、今は春闘での賃上げに期待していますし、インフレに追従するために賃上げしなければならないと思います。

 

そんな経済の流れを前提にして県政があります。

新年度の予算配分をどうするのか議論を交わしているところです。

教育なのか、福祉なのか道路行政か、県内企業の支援なのか、県政の方向性次第で、県内経済も私達の生活も変わることがあります。

 

そんな重点施策の一つとして、JR和歌山駅周辺再開発構想があります。

県と和歌山市、JR西日本がお金を出し合って、令和6年度に事業構想を策定することになります。

かねてから話し合いは成されていたのですが、ようやくJR和歌山駅周辺の再開発がスタートすることになります。

 

ここに皆さんの意見を取り入れることが県政なのです。

令和6年度は事業構想案を策定するので話し合いが持たれます。

和歌山市に暮らし、和歌山市で仕事をしている若い皆さんの意見や考えを構想の中に組み込んでいかなければ、皆さんが思っているのと違う姿の駅と駅前周辺になるかもしれません。

 

この再開発構想は若い皆さんが政治参画する絶好の機会となります。

皆さんの意見や考えを伝えて欲しいのです。

または話し合う機会を設けますので、和歌山市がどうなれば良いかの考えを聴かせて欲しいのです。

予算化された構想を検討することに関して傍観者ではなく、主体として県会議員に意見を伝えることが大事なことです。

県と和歌山市が主体となって構想を検討する政策に、皆さんが意見を提案できるチャンスになりますから、是非、関わっていきましょう。

 

現在のJR和歌山駅が完成してから55年が経過しています。

そして関西の県庁所在地の駅としては最も古い駅舎となっています。

これから建て替えることや周辺の再開発を検討することになりますが、県都和歌山市の駅としてどんな駅と駅周辺になるのか。

意見交換したいと思うような政策です。

 

駅舎にはホテルを併設するのか、それとも上層階はマンションにするのか。

それともおしゃれなカフェや飲食店、ショッピングを楽しめるスペースを多く確保するのか。

映画館があった方が良いのかなど期待は膨らみます。

 

そんな議論の中に入れるチャンスなので、この県政の取り組みに関心を持っていただき、一緒に和歌山市の未来を創り上げたいと思います。

県や市、議員だけで構想を決めてしまうことは良くありません。

若い皆さんの意見をこの構想に取り上げてこそ県政です。

一緒に県を創り上げていくことをお願いして県政報告といたします。

ありがとうございます」。