先輩との会話
今回の統一地方選では、いつも通り、いつも以上に応援してくれた先輩と会って話し合いました。
有り難いことに先輩から「どうしても片桐君と話がしたい」と連絡がありお会いしたものです。
会って驚いたことがあったので、寂しさを感じながらも、今日、会うことが出来て良かったと思っています。
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片桐君、議会の合間に来てくれたことを嬉しく思います。
実は10年前に癌が見つかって治療を続けてきました。
治まったと思っていたところ、過去に一度、再発したのですが治療が効いたのかしばらく健康を保っていました。
ところが二度目の転移が見つかったのです。
癌細胞が骨の神経にまで侵入してきたので痛くてたまりません。
痛くて歩けない、寝られないほどです。
だから私の冥土の土産話だと思って話を聞いてください。
一つは道路行政です。
和歌山市内の道路網も整備されてきましたが、まだまだ足りないと思っています。
そこで意見ですが、現在、宮街道から内原まで延伸している県道を、海南市まで通して欲しいのです。
是非とも実現して欲しいと思っているので取り組んでみてください。
地方都市において、生活や仕事で必要な施策は道路の整備です。
もし道路行政が進まなければ、県民の方々は県政に興味が持てないと思います。
もう一つは和歌山市内の循環道路網です。
和歌山市内の道路網の整備は進んでいますが、やはりまだ足りないと思います。
できるなら湾岸道路をつくってもらえると幹線道路になります。
夢のような話だと思われるかもしれませんが、将来の和歌山市のために取り組んで欲しいと思います。
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と話してくれました。
話を聞いて、癌が再発して痛みに耐えながら後援会活動をしてくれたことに身体と心が震えました。
心から感謝しています。
先輩の言葉を借りるなら「痛くて痛くて、今回、皆さんには電話でお願いしようかなと思っていたのですが、やはり後援会に加入してもらうためには、直接行くことが望ましいと思って友人、知人を訪ねました。私の集めた人数は少なかったと思うかもしれませんが、やれることを全力でやりました。
次のときは、私はこの世にいないかもしれませんので、最後の応援になると思いながら、私なりに全力で動きました。それだけ、片桐君に頑張ってもらいたかったとの思いがありました。新しい時代に入っているので、もっともっと頑張って欲しいと思っています」と話してくれたのです。
応援してくれる人、いつも変わらずに期待してくれる人がいるのは有り難いことです。
大きく時代は変わっています。
今回の選挙結果を踏まえて反省を行い、この次の挑戦に備えたいと考えています。
先輩のように、地道に一人ひとりお願いして周ってくれた皆さんからの支援があったお陰で現在があると思います。
最後に「これ以上、やるべき治療はないと思っています。最後まで今の治療を続け、気力で頑張りたいと思っています」と話してくれました。
先輩からの言葉に心から感謝しています。
どうかこの戦いに勝ってくれることを願っています。