片桐あきひろオフィシャルブログ
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教育に関するオンライン会議

ZOOM会議で選択理論の話を聴かせてもらいました。
現代の大人や指導者、教師は「生徒の強さを刺激して、強くさせる」方法ではなく「どこを目指したいのかを尋ねて、自分で決めさせる」方法が主流になっているようです。

代表的な人が大谷翔平選手で、花巻東高校時代から毎日、目標を達成するために手帳に日々の目標を書いていたそうです。
同校では今でも毎朝、授業の前の10分間、全ての生徒は手帳に「今日の目標」を書いています。
それを毎日やっていることが強みであり、3年間継続することで能力が高められていると聴きました。
花巻東高校は公式野球部だけではなく他の部活動も強くなっていますし、生徒の学力も伸びているようです。

目標を手帳に書くことは、何も甲子園やプロ野球を目指すことだけが目的ではありません。
目指すべき目標を明確にすることで、より良い人生を過ごせるように仕向けているのだそうです。

同校の生徒手帳は「立志 夢実現プランナー」というオリジナルなものだそうですが、その生徒手帳に目標を書き込むことの効果は次のようなものがあると伝えてくれました。

「高校生活だけではなく、将来のビジョン、つまりは人生を見据えた長期的な視点で3年間の高校生活を設計して目標を立て、日々の具体的な行動管理によって目標達成に導いていく内容になっています。単なる目標設定とその管理ツールではなく、それぞれに大切にしたい価値観や目指す理想像などを整理しながら、それぞれの目標達成に向けて突き進む」ことにつながっているようです。

影響は生徒と保護者に及ぶので学校と家庭全体が良くなっているそうです。
このメソッドは花巻東高校で有名になりましたが、和歌山県での実績はまだないように思います。
約1時間のZOOM会議で感じたことは、高校生や大学生が人生を考える契機になるものであり、大人にとっても氣づきの機会になるということです。

また独立リーグの某チーム監督がこの研修を受けたことから、選手に対しては「目標を持つことと達成するために日々の取り組みが大事なこと」を伝えていると聴きました。
このチームからプロ野球選手を多く輩出しているのは、監督がこの理論を伝え選手が日々、目標を書き込むことの実践をしていることも要因かも知れません。

今日の会議は約1時間で初歩段階に留まりましたが、若い人達に伝えるためにさらに詳しく聞いてみたいと考えています。

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