昨夜は素敵な女性経営者にお誘いいただき、立川生志(たてかわ しょうし)さんの落語を楽しんできました
立川談志さんに入門し、
入門から20年後の2008年に立川流真打に昇進
生志さんは1963年、福岡県のお生まれだそうで、マクラには故郷太宰府や選挙のお話をされていましたよ
マクラは生で見た人の特権、こういうところで詳しく書くのは野暮ですね(笑)
演目は「青菜」と
主催の方のリクエストで季節外れの人情噺「芝浜」を演じられました
「芝浜」お聴きになったことありますか?
私は以前に他の落語家で聴いたことがあるのですが、どなたか思い出せません
というより、立川生志さんの「芝浜」がとても良くて、以前聴いたときの印象が薄れてしまいました
お酒が好きで、ちっとも働かない夫と
そんな亭主をなだめすかして働かせる妻のお話
渋々出かけた仕事先で拾った大金を当てにして
「この先は飲んで遊んで暮らす」と酔っ払って言う夫に
妻は「それは夢だったんだよ」とウソをついて、本当は腕のいい夫を改心させ働かせ、3年後の大晦日には自分の店を持ち、若い衆を二人も雇えるまでに商売を軌道に乗せることができていた
その日、妻は「あれは夢じゃなかったんだよ」と、一部始終を夫に話し
ウソをついていたことを告白し、「腹が立つだろう、殴っても蹴ってもいい」と謝った
夫は、妻が自分を立ち直らせようとついたウソに感謝して、ある一言を妻に言う…
迫真のとてもいい一席でした
心底では、自分自身でも愚行だと分かっていても、やめられない、そこから抜け出せない
悪い習慣ほど定着しやすい、しかし支えとなってくれる人に救われる
誰もが大なり小なり心当たりがあるのではないでしょうか?
信じて待つ愛
それに報いる愛
夫婦愛がテーマのお話
素晴らしかったです!
立川生志さん独演会
「ひとりブタだがや」
2019/09/01(日)
愛知県芸術劇場小ホール
12:30開場 13:00開演
立川流、未経験の方には特におすすめ!
いってらっしゃーい!