キエーロと暮らし始めて一年が経ちました

 

2018.06.26に我が家に設置したキエーロ

黒土(火山灰と枯れた植物が混ざり合っているフカフカの土)の中で生ごみを消滅させるというものです

 

 

 

キエーロは「たい肥作りなの?」と聞かれることが多いのですが、違います

消滅型生ごみ処理器と言われているように、消えてなくなってしまうのです

ルーツやメカニズムが知りたいという方はバックナンバーをご覧くださいね

 概算ではありますが、家族3人分の生ごみ約150kgを消し去ってくれました💛

 

 

 

一年使い続けて実感しました!

土は増えるどころか、減った気すらします(笑)

土の含水率も蒸発する速度の方が早いのか、始めた頃に比べ、ずいぶん乾燥しています

土が風に舞ってしまうような状態に乾燥したら、意識的に水分を足して投入した方が良いことが分かってきました(撮影を機会に10リットルほど一気に足してみました!いい感じ♪)

黒土もあと5袋(約70リットル)ほど追加してみようと思います

 

 

 

森の落ち葉が、やがて砕けて分解していくアレと原理は同じだと解釈しています

バクテリアは食欲旺盛だと言いますよね!

 

キエーロの中で生活している小さな動物(例えばダンゴムシやワラジムシなど)が生ごみを食べて、消化できなかったもの【=フン】をさらに小さな生き物(様々なカタチをした細菌や糸のようなカビなど)が食べてくれているのですよ

 

消えていく生ごみが不思議で少し理科を復習してみました(笑)

生ごみの中の有機物は分解され空気に戻っていくんですね~

有機物に含まれていたチッソ、リン、カルシウムなども無機物に戻っていくのだそうです

 

【有機物と無機物】

有機物生き物が炭素をつなげてつくる物質のこと。糖、タンパク質、脂肪、核酸など

無機物自然界にもともと存在する物質のこと。二酸化炭素やアンモニアなど

☆有機物のタンパク質や核酸ではチッソが炭素とくっ付いていて、分解されて無機物になると、チッソはアンモニアになる

 

 

 
 

キエーロと暮らすようになって起こった変化

 

2回ある可燃ごみの日は、週に1回行けば問題なし

生ごみを入れないと、ごみ袋は軽~いですよ!臭わないし!(生ごみが減るとプラスチックごみの多さに改めて驚きます)

 

生ごみを包む必要もなくなったので、ますますレジ袋の必要性を感じないようになりました

使わない要らないから貰わない

ほぼ全てを辞退するようになりました

 

 

 

キエーロタイムは自由だから、自分の好きなタイミングで処理できることも気に入っていますよ

ゴミ収集車が行っちゃっても慌てません

 

 

 

 

日本はこれから、人口が減ってきますよね

 

生まれてくるベイビーが年間100万人(以下)

そして年間130万人(以上)の方が亡くなっていく時代

 

四日市市の人口は31万人なんですが

毎年、四日市市が丸ごとひとつ消滅していくような速度で人口減少が進んでいるんですね⁉︎

 

 

ごみ行政を担う公務員も、ごみを集めて処理する予算も間違いなく絞られていくのではないでしょうか?

キエーロが拡がっていくといいなぁと思います

 

大切な税金は教育や福祉へ

誰もが学べ、誰もが安心して暮らせる街

 

循環型のごみ処理は、この先スタンダードになっていくのではないでしょうか♪

 

 

 

~暮らし×SDGs

ごみ減らし

未来のためにできること

より良いコミュニティへ

 

 


 

 

 

キエーロと一緒に暮らすことで、今更ながら自然との関わりを再確認できた気がします

 

土の中の生き物は目に見えない・見えにくいから普段は気づきにくいけど、沢山の生き物に大地は支えられていることに関心を持つようになりました

 

 

私たちの身の回りはどんどんコンクリートで覆われて、まるで土がなくても(土の中で暮らす生き物がいなくても)生きていけるように錯覚しがちですが、それは大間違いなんですね

 

 

私や私の家族、友人の価値観や生活習慣まで変えてくれたキエーロに感謝です

お誕生日おめでとうキエーロ、これからもよろしくね!