写真の整理進まず
(2018.03.03付 中日新聞夕刊 10頁 ハイ編集局です)

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身の回りの品々の整理をと考えて、とりあえず手をつけたのが、趣味の写真でした。
季節の草花、神社仏閣、鉄道など広範に撮ってきました。

アルバムを作ったり、作品を額に入れて部屋に飾ったりして思い出に浸ってきました。

それらが押し入れの奥の段ボール箱にあります。

整理は自分が元気でいればこそであり、興味のない家族にはやっかいなだけでしょう。
未練を断たなくてはいけないと思いつつ、遅々として進まないのが現状です。
(春日井・男・76)

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このような記事を見つけました

身の回りの整理をと行動し始めたこと
まずは素晴らしいなぁ!と思いました

・分かっちゃいるけど、後回しにしておこう
・身の回りを整理するなんて!まだまだ早い
・なんで、整理しなきゃいけないの?
そんな方もまだまだ多いのに、ご立派だと思います


私自身も一眼レフカメラにハマった時期があり、その頃はまだネガフィルム時代
上手く撮れていようがいまいが強制的にプリントされてしまう時代でした

被写体は主に幼かった息子(笑)
自分の腕のなさと、激増していくプリント写真に危機感を覚えて…その趣味は早々に手放しました

片付けコーチになる前に
大ナタを振るって大量の写真を処分したときのことを思い出します




少し脱線しますが、
スマホの驚異的なカメラ機能を気軽に持ち運べるようになって…ついつい何でも写真に収めるクセがついてしまいました

メモ替わりにもなることから、とても便利ですが…その分記憶力が落ちたなぁ!と反省気味です

時刻表や品番チェックなど、超短期間だけ控えておきたいことには、これからも使ってしまうと思いますが
自分の血肉になるような知識や情報は、なるべく書くことを諦めないようにしたいと思います

美しい風景も心のシャッターを存分に切ってから、余裕があればカメラに収めようと思っています
五感を研ぎ澄ませることも忘れないでいたいですね





話を戻すと
この男性にアドバイスさせていただけるなら…

写真をはじめ、思い出の品の整理は
一番最後に行うのがおススメです



とりあえず(笑)はじめるなら、
こんなモノたちから↓
【身の回りの整理】行うと目に見えてスッキリしてきますし、空いたスペースに今大切にしているモノを仕舞えるようになります
それに家族も、とっても助かると思います



【以下、不要で持て余していることが前提】

こんなモノたち

例えば「大きなモノ」
・乗っていないオートバイ
・そのままなっている古タイヤ
・使いかけのまま放置している材料や木片
・外したままの古い建具や網戸枠
・マッサージチェア
・大型金庫など


例えば「その役目を果たさないモノ」
・固まってしまった塗料
・使用期限を過ぎた消化器
・手入れされていない工具など


例えば「危険なモノ」
・古い農薬や除草剤
・壊れた脚立
・草刈機の錆びた刃など


この辺りのモノは物置や車庫の奥、玄関のタタキの片隅で忘れ去られている可能性が高く、死蔵品の整理の中でも「やりたくない」部類のモノたち


体力のある段階で、
なるべく気候の良い時期に、身体になるべく無理をさせずに行えるといいですね!


空いたスペースには、役に立っている・これからも活躍してくれる大切なモノを取り出しやすく仕舞いやすく配置すれば尚ワクワクですね♪♪



外回りに目処がついたら、家の中へ

家の中も同じように
「大きなモノ」
「役目を果たさないモノ・役目を終えたモノ」
「危険なモノ」から、まずは着手



そのあとは
整理をする
【エリア(部屋・場所)】や
【カテゴリ(モノの役割や性格ごとのグループ)】に着手



十分に身の回りが片付いて、
日々の暮らしが快適になり、
これからをどうシンプルに生きていくかの目処や楽しみが見えてきた段階で、写真などの思い出の品々に手をつけると、いろいろなことに区切りをつけられるものです
残すものは自分の生き様



家族に託していきたいこと
家族にも大切にしてほしいこと
ハッキリさせておけば、お互いに安心ですね


挫けずに進めていただきたいなぁ
かげながら応援しています♡


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70代後半の男性
「いつかはクラウン」時代を生き、
・大きいことはいいことだ
・贅沢は豊かさの証拠だ
・たくさんのモノに囲まれて生きることが幸せだ
という価値観を持って生きてきた方々が多い世代
私有物を増やすことが幸せの象徴だった世代はモノを捨てることを極端に嫌がる傾向が見られます


オイルショックから低成長、バブル・金融破綻、小泉改革を経て、格差の拡大時代を横目で見つつ高齢者となっていかれた世代
現役世代より裕福なご家庭も多いのでは?



片付けられないまま空き家化する住宅は拡大の一途
不動産資源の流通が滞ることは、やがて街の衰退につながっていきます

子どもたちの通学路のすぐ横が空き家だらけになったら…率直にこわいし本当に危険です
暮らしはまちづくりに直結しています



身の回りを整える大切さに年齢差はないです
モノに溢れた生活を見直すキッカケになる【片付け】

この方の身の回りの整理が納得のいくものになりますように!お祈りしています







過去記事:思い出の品はエナジーアイテム
持ってるだけじゃもったいない